【2023年最新】単勝回収率が高い騎手5名をランキング形式で紹介

競馬を楽しむ皆さんは、単勝回収率という言葉をご存知かと思います。

改めておさらいすると単勝回収率は以下の数式で求めることができます。

払戻金額÷馬券購入金額(賭け金)×100=単勝回収率

要するに単勝に賭けた金額のうち、何%を回収できたのかという比率を表したものですね。

これは単勝回収率だけでなく、複勝回収率など、その他すべての馬券種で共通の計算式になります。

例えば、◯◯騎手の単勝を100レース、100円ずつ購入した場合、合計で単勝10,000円分を購入したことになります。

それで払い戻しの合計が8,000円だとしたら、その騎手の回収率は80%です。

単勝回収率が80%なら、控除率のことを考えれば、御の字といえるかも知れません。

しかし、実際はマイナス2,000円ですよね。

競馬はこの回収率を100%以上にしなければ、プラス収支となりません。

となれば、単勝回収率が100%を超えている騎手だけを狙えば、儲かるのでは?と思った方もいると思いますが、あのルメール騎手でさえ2023年の単勝回収率は75.6円でした。

迷えば、”ルメール騎手だけを買っておけば儲かる”的な格言も飛び交っている中、実際ルメール騎手の単勝を1年間買い続ければ、損をする計算です。

ところが、1年間の単勝を買い続けた場合、儲かる騎手は存在するのです!

そこで今回は、2023年単勝回収率が高かった騎手と題してベスト5の騎手を紹介します。

なお、単勝回収率が高い騎手は、単勝オッズが高い馬=人気薄馬を1着に持ってくる隠れた実力がある騎手といえますので、ぜひ今後の馬券購入の参考にして頂ければと思います。

この記事で分かること
  • 2023年の単勝回収率の高い騎手が分かります。
  • 意外な騎手の活躍が分かります。
  • 以下、表内のデータはVictory Roadから引用し、その他の数字はnetkeiba.comから引用しています。
  • 平地の年間騎乗数300回以上の騎手を対象にしています。
  • 騎手名横の()内順位は、2023年の全国年間リーディング順位を表しています。
目次

第5位 木幡巧也騎手(48位)

1着2着3着着外合計勝率単勝回収率
2523405236114.1%121.8%

第5位は、美浦の牧光二厩舎所属の木幡巧也騎手です。

父はJRA通算784勝を挙げた木幡初広元騎手(現調教助手)で兄の初也騎手、弟の育也騎手とともに3兄弟でJRA騎手として有名ですね。

坂井瑠星騎手や藤田菜七子騎手と同期で競馬学校時代には、アイルランド大使特別賞(卒業時にもっとも騎乗技術が優秀だった者に送られる賞)を受賞しています。

ちなみに2つ上の兄・初也騎手も2014年度(第30期)に受賞しています。

そんな小幡巧騎手は、4番人気から8番人気といった伏兵馬を1着に持ってくることや、時には10番人気以下を1着に持ってくることで単勝回収率が高くなっています。

逆に1番人気馬に騎乗した際には、よく飛ばすことも目立ちます。

また、残念なことに制裁点数がとても多いことで知られています。

特にデビュー年となった2016年には、その年に騎乗した全ての騎手の中で77点と最多となり、翌2017年も105点とワースト1位を記録しています。

その年にローズプリンスダムでレパードステークス(G3)を勝利し、重賞初制覇を達成しているだけに勿体ない感じがしますね。

なお、2024年1月末現在、40鞍に騎乗して勝ち星はありません。

第4位 佐々木大輔(12位)

1着2着3着着外合計勝率単勝回収率
6858726068048.5%126.2%

同期には、今村聖奈騎手や角田大河騎手など若手のホープが揃っており、デビュー年となった2022年には9勝でしたが、2年目となった翌2023年には約7倍強となる68勝を挙げた佐々木大輔騎手。

特に2023年夏の北海道・函館シリーズでは18勝を挙げて函館リーディングを獲得するなど、一躍注目を集める若手ジョッキーとして成長しました。

その結果、現在までの通算勝利数79に対し、JRAメインの4会場では13勝、函館や新潟などのローカル開催では66勝と歴然の差が出ています。

また、2024年1月末現在も小倉競馬場で2勝を挙げていますので、やっぱりローカルでの佐々木騎手が狙い目といえそうです。

第3位 原優介(43位)

1着2着3着着外合計勝率単勝回収率
2627244815584.7%130.5%

一度、高校に進学するも騎手への夢を諦めきれず、1年で高校を中退し競馬学校に入学した原優介騎手。そのため、同期の泉谷楓真騎手や秋山稔樹騎手とは1歳年上です。

そんな原騎手といえば、デビュー3年目となった2022年の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)にて、G1初出走ながら16番人気のミシシッピテソーロを5着に導きました。

また、2023年12月のチャンピオンズカップ(G1)では、単勝92倍で12番人気だったウィルソンテソーロで2着に入り、波乱を演出するなど、近年は10番人気以下の超人気薄馬を馬券圏内に持ってくる”大穴ジョッキー”として注目を浴びています。

特に原騎手の狙い目といえばダートですね。

表のように芝・ダート合算の単勝回収率は約131%ですが、ダートだけに絞れば154%まで上昇します。

なお、2024年1月末現在の4勝も全てダート戦ですので、原騎手が出走するダート戦では是非とも注目してみてください。

第2位 横山和生(21位)

1着2着3着着外合計勝率単勝回収率
4749433504899.6%130.6%

タイトルホルダーで中央G1を2勝挙げ、G1ジョッキーの仲間入りを果たしている横山和生騎手が第2位にランクインしました。

横山和騎手といえば、名手・横山典弘騎手の長男で関東リーディングトップの横山武史騎手の兄としても有名ですね。

そんな関東のトップジョッキーとして活躍する横山和騎手ですが、まだまだ”穴ジョッキー”として見捨てるわけにはいかないようです。

特に4番人気から7番人気までの中穴馬をよく馬券圏内に持ってくるイメージが強いです。

ただし、前述の原騎手とは真逆で2023年だけを見れば、ダートよりも芝の方が回収率は高いですので、ダートコースにおいては注意が必要かも知れません。

ただし、2023年1月末現在5勝の内訳を見ますと4勝はダート戦です。これは父・横山典騎手同様に競馬ファンを悩ませる騎手ともいえそうです。

しかし、2023年の実績だけで穴騎手を狙うとすれば、「芝は横山和騎手」「ダートは原騎手」と覚えておいた方が良さそうですね。

第1位 国分恭介(60位)

1着2着3着着外合計勝率単勝回収率
1613172973434.7%169.7%

デビュー15年目を迎え、中堅騎手として活躍する国分恭介騎手が堂々の第1位に輝きました。

双子の兄・国分優作騎手も同じ栗東に所属する騎手で、その兄を含め、同期には松山弘平騎手や丸山元気騎手がいます。

そんな国分恭騎手といえば、これまで重賞を3勝していますが、いずれも4番人気、10番人気、12番人気と知る人ぞ知る穴馬ジョッキーの1人です。

その結果、2023年の単勝回収率が約170%と2位の横山和騎手を約40%も上回る形になっているのではないでしょうか。

なお、2024年1月末現在も15回騎乗し、2勝を挙げています。この2勝は人気馬に騎乗してのものですが、2022年の京都記念(G2)でアフリカンゴールドのように忘れた頃にやってくる国分恭騎手の穴馬券は、常に頭の片隅に置いておいた方が良さそうです。

まとめ

今回は、2023年の単勝回収率がもっとも高かった騎手ベスト5を紹介しましたが、単勝回収率は、何も単勝だけにしか使えないわけではありません。

もちろん、単勝系馬券のため、3連単や馬単といった馬券にも繋がります。

よって、単勝回収率が高い騎手は、3連単や馬単といった単勝系馬券の1着固定で大きな夢を運んできてくれる可能性がありますね。

あくまでも競馬の基本は1着を的中させる単勝ですのでそう簡単にはいきませんが、今回、ご紹介した騎手から大きな夢を見るのも競馬の楽しみ方の1つといえるのではないでしょうか。ぜひ馬券購入の参考にしてみてください。

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