競馬で必ず儲けたいと考える人は多いですが、現実には勝ち続けるのが難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。
しかし、実際に競馬で利益を出している人は存在します。
彼らに共通するのは、感情に流されず冷静に儲かる買い方を実践していることです。
この記事では、初心者でも実践できる資金管理のコツや、期待値を意識した馬券の買い方、的中率と回収率をバランス良く考えた戦略を紹介します。
競馬を「運任せのギャンブル」ではなく、「ロジックで勝負する投資」として捉える第一歩を踏み出しましょう。
儲かる競馬の基本戦略とは?

競馬で利益を出している人に共通しているのは、「なんとなく買う」「運任せで賭ける」といった感覚的な馬券購入をしていないことです。
代わりに、資金の使い方やオッズの価値を常に意識し、長期的に収支をプラスにするための戦略を持っています。
ここでは、まず最初に押さえるべき儲かるための基本姿勢として、特に重要な2つのポイントを紹介します。
資金管理がすべての基本
競馬で儲けるためには、的中させる以前に資金を守ることが絶対条件です。
いくら当たり馬券を持っていても、1回の大勝負で全財産を失ってしまえば意味がありません。
プロの馬券師は、1レースに使う金額を軍資金の5〜10%程度に抑え、1日の予算上限や撤退基準を事前に決めておきます。
無理な勝負をせず、淡々とルールを守って買い続けることで、勝つべき時にしっかりと利益を得られるのです。

オッズと期待値を意識する
競馬で儲けている人は「この馬が勝つか」ではなく、「このオッズで買う価値があるか」という期待値を基に判断基準にしています。
期待値とは、的中確率にオッズを掛けたもので、1.0を上回れば理論的に儲かる買い方とされます。
たとえば、20%の確率で勝てる馬がオッズ6.0なら、期待値は1.2でプラスとなり、逆にオッズ1.5でも的中率が50%なら期待値は0.75でマイナスとなります。
勝てる人はこの割に合うかどうか常に冷静に見極めているのです。
儲けやすい買い方5選

競馬で安定して儲けるためには、むやみに買い続けるのではなく、自分なりの買い方の型を持つことが大切です。
今回は、初心者でも取り入れやすく、かつ長期的に回収率を安定させやすい5つの馬券戦略を紹介します。
的中率を重視するのか、それとも回収率を狙うのか。それぞれの特徴を理解した上で、自分に合った買い方を見つけましょう。
1. ワイド馬券で堅実に利益を積み上げる
ワイド馬券は、選んだ2頭がいずれも3着以内に入れば的中となる馬券で、非常に的中率が高いのが特徴です。
とくに本命馬と中穴馬を組み合わせることで、堅実さと妙味のバランスをとることができます。
たとえば、1番人気と5番人気をワイドで組み合わせた場合、的中率を保ちつつもオッズによっては2.0倍以上の配当も狙えます。
大穴狙いで一発逆転を狙うよりも、ワイドでコツコツ積み重ねるスタイルは、初心者にも最もおすすめできる手堅い戦略です。

2. 単勝1点買いで勝負を決める
単勝は、選んだ馬が1着になれば当たりというシンプルな馬券ですが、1点買いに絞ることで回収率を大きく高めることができます。
的中率は下がるものの、複数の馬券を買って点数を広げるよりも、無駄な投資が減るため利益効率が高くなりやすいのです。
特に自信のあるレースや、オッズの割に実力があると判断できる馬がいる場合に、単勝1点で勝負することで勝ち切れるケースも少なくありません。
ただし、負けが続いたときに熱くならず、自分で定めたルールを守ることが重要です。

3. 人気過剰な馬を避ける
競馬では過剰人気が発生することがよくあります。
過去の実績や有名騎手の影響で、実力以上に人気が集まりオッズが極端に低くなるケースです。
たとえば、勝つ確率が40%ほどしかない馬がオッズ1.7倍というような場合、その馬券を買っても期待値はマイナスになります。
儲かる人はこのような馬を避け、逆に実力の割に人気が低くオッズが高い過小評価の馬を積極的に狙います。
人気順に頼るのではなく、オッズの価値を冷静に判断する力が求められます。
4. 多頭数レースより少頭数を狙う
一般的に出走頭数が多くなるほど展開が複雑になり、予想も難しくなります。
逆に、出走頭数が7〜10頭程度のレースは展開が読みやすく、実力通りの決着になりやすいため、狙い目といえます。
また、馬券の組み立てがシンプルになるため、無駄な買い目を減らしやすいのもメリットです。
とくに本命馬が明確に抜けている少頭数のレースでは、単勝やワイドなどの1点買いで利益を狙いやすくなります。
荒れる可能性が低い分、リスクもコントロールしやすい戦略です。

5. 特定の条件に絞る(競馬場・距離・騎手)
すべてのレースを対象に馬券を買うのではなく、自分が得意とする条件に絞って勝負することで、予想の精度が格段に上がります。
たとえば、「中山ダート1200mは得意」「中京芝2,000mでは川田騎手に注目」など、自分なりの得意パターンを持つことが重要です。
コースごとの特徴や、騎手・厩舎との相性など、研究を積み重ねることで当たりやすい局面を見極められるようになります。
特化型の戦略は無駄打ちを減らし、自然と回収率を高めてくれます。

儲かる人がやらないNG行動とは?

競馬で勝っている人たちには、共通してやらないことがあります。
これらは一見すると些細なことのように思えるかもしれませんが、積み重なることで回収率を大きく下げ、負けパターンに直結します。
以下に紹介する5つのNG行動は、多くの初心者が無意識にやってしまいがちなものばかりです。
逆に言えば、これらを避けるだけでも無駄な出費を防ぎ、儲かる買い方への第一歩になるのでぜひ頭に叩き込んでください。
その場の感情で買い足す(買い足し)
一度馬券が外れると、「次こそ当てたい」「取り返したい」といった気持ちから、予定になかったレースに手を出してしまう人は少なくありません。
いわゆる買い足しは、冷静さを欠いた買い方の典型で、資金管理が崩壊する原因となります。
儲けている人は、感情に流されることなく、あらかじめ決めたルールと資金配分を徹底しています。
勝っても負けても、事前に立てた戦略を淡々と守ることが、競馬で利益を出すための鉄則です。
人気順だけで判断する
馬柱で人気順を見て、「1番人気だから買っておこう」と安易に選んでいませんか?
確かに1番人気の馬は安定感がありますが、配当が低く見合わないケースも多く、回収率を考えると割に合わないことが多々あります。
とくに複数の人気馬をまとめて買ってしまうと、的中しても利益はほとんど出ません。
儲けている人は、人気ではなく実力とオッズのバランスで判断します。人気に流されず、冷静にレース全体を分析することが重要です。
情報量の多さに流される
SNSや競馬予想サイト、YouTubeなどで多くの情報が得られる現代では、「あの人が推していたから」と自分の予想を捨てて他人の意見に乗ってしまうケースも増えています。
情報を取り入れること自体は悪くありませんが、最終的な判断を他人任せにしてしまうと、結果的にブレた馬券になりやすく、儲けにつながりません。
勝っている人ほど、情報を取捨選択するスキルに長けており、必要なデータだけを活かして自分の予想軸を保っています。
買い目が増えすぎる(回収率が下がる)
的中率を上げたい一心で、つい買い目を広げすぎてしまうことはよくあります。
しかし、点数が増えればそれだけコストがかかり、的中しても儲からない当たって損という事態になりがちです。
とくに3連複・3連単などの多点買いでこの傾向は顕著です。
儲かっている人は、自信のある買い目だけに絞り、必要最小限の投資で最大限の回収を狙います。勝つためには削る勇気も必要です。

難しい券種ばかり買う
競馬に慣れてくると、つい3連単やWIN5などの高額配当券に手を出したくなるものです。
確かに当たれば夢がありますが、そのぶん的中率は極端に低く、投資効率も悪くなりがちです。
実際、儲けている人ほど複勝、ワイド、単勝といった基本券種を中心に、精度の高い予想で勝負しています。
難しい券種ばかりに頼ると、いつまでたっても利益が安定しません。
初心者ほど、シンプルで再現性の高い券種を選ぶのが賢明です。
まとめ:儲かる買い方=「期待値」と「管理」

競馬で必ず儲かる方法は存在しませんが、長期的にプラスを目指す買い方は確かに存在します。
資金管理を徹底し、期待値を意識しながら、無駄なレースを避けて勝負すべき時だけ買う。そうした儲かる人の行動には、明確な型と冷静な判断があります。
一発狙いの派手な馬券より、コツコツと積み上げていく堅実な戦略こそが、結果的に最も効率の良い買い方です。
感情に振り回されず、自分だけの勝ちパターンを見つけて、競馬を楽しみながら収支も伸ばしていきましょう。