ワールドオールスタージョッキーズは、海外、地方競馬、JRAを代表する騎手が札幌競馬場に集まり、複数のレースで腕を競う国際騎手招待シリーズです。
一般的な競馬のように馬の着順を楽しむだけでなく、各騎手が4レースで獲得したポイントによって個人優勝とチーム優勝を決める点に特徴があります。
この記事では、ワールドオールスタージョッキーズとはどのような大会なのか、何レース行われるのか、いつからどこで開催されているのかを初心者向けに解説します。
2026年の日程、出場騎手、過去の優勝者、武豊騎手の成績、キャンペーン情報もまとめているので、観戦前の予習に役立ててください。
ワールドオールスタージョッキーズとは

ワールドオールスタージョッキーズは、JRAが実施する国際騎手招待シリーズです。
世界各国で活躍する騎手と日本を代表する騎手が同じ競馬場に集まり、2日間にわたって行われる4競走の合計ポイントを争います。
海外・地方・JRAのトップ騎手が集まる国際シリーズ
出場するのは、外国騎手、地方競馬所属騎手、JRA代表騎手の合計14名が基本となります。
「ワールドオールスタージョッキー」や「ワールドオールスター ジョッキーズ」と検索されることもありますが、JRAの正式名称は「ワールドオールスタージョッキーズ」です。
ワールドオールスタージョッキーズは何レース行われる?
ワールドオールスタージョッキーズは、土曜日に第1戦と第2戦、日曜日に第3戦と第4戦が行われる全4レースのシリーズです。
4レースのポイントで個人優勝とチーム優勝を決める
各騎手には、騎乗馬の着順に応じてポイントが与えられます。
| 着順 | 獲得ポイント |
|---|---|
| 1着 | 30点 |
| 2着 | 20点 |
| 3着 | 15点 |
| 4着 | 12点 |
| 5着 | 10点 |
| 6着 | 8点 |
| 7着 | 6点 |
| 8着 | 4点 |
| 9着 | 2点 |
| 10着以下 | 1点 |
4競走の合計ポイントが最も多かった騎手が個人総合優勝となり、上位3名が表彰されます。
さらに、外国騎手と地方競馬所属騎手による「WAS選抜」と、JRA代表騎手による「JRA選抜」に分かれ、チームの合計ポイントも競います。
ワールドオールスタージョッキーズ2026の日程と開催場所

2026年のワールドオールスタージョッキーズは、8月22日(土)と23日(日)に札幌競馬場で開催されます。
4レースの条件と距離が異なるため、騎手が馬の特徴を短時間でつかみ、展開に合わせて判断する技術も見どころです。
2026年は8月22日・23日に札幌競馬場で開催
| 開催日 | レース | 競走条件 | 距離 |
|---|---|---|---|
| 8月22日(土) | 札幌10R・第1戦 | 3歳以上2勝クラス | 芝1,200m |
| 8月22日(土) | 札幌11R・第2戦 | 3歳以上3勝クラス | 芝2,000m |
| 8月23日(日) | 札幌10R・第3戦 | 3歳以上2勝クラス | ダート1,700m |
| 8月23日(日) | 札幌12R・第4戦 | 3歳以上2勝クラス | 芝1,800m |
第1戦から第4戦までのうち、第2戦だけが3勝クラスで、残る3競走は2勝クラスです。
ワールドオールスタージョッキーズ2026の出場騎手
2026年は、JRA代表騎手7名、外国騎手6名、地方競馬所属騎手1名の合計14名が出場します。
| チーム・区分 | 2026年の出場騎手 |
|---|---|
| JRA選抜 | 松山弘平 横山武史 C.ルメール 武豊 横山典弘 岩田望来 川田将雅 |
| WAS選抜・外国騎手 | リチャード・フーリー(南アフリカ) ラファエル・ヘルナンデス(カナダ) ダミアン・レーン(オーストラリア) ザック・ロイド(オーストラリア) スラジ・ナレドゥ(インド) マリー・ヴェロン(フランス) |
| WAS選抜・地方競馬 | 吉村智洋(兵庫) |
JRA代表には、その年の日本ダービー優勝騎手、前年のMVJ受賞者、所定期間の勝利数上位騎手、選考委員会が選出した騎手などが優先順位に沿って選ばれます。
2026年は前年のMVJを受賞した戸崎圭太騎手が海外で騎乗する予定のため出場を辞退し、JRA代表7名が上記の顔ぶれとなりました。
騎乗馬は近走成績で分けてから抽選される
ワールドオールスタージョッキーズでは、騎手が自由に騎乗馬を選ぶわけではありません。
出走予定馬を近走成績などによってグループ分けしたうえで、抽選によって騎乗馬を決定します。
有力馬が特定の騎手へ偏るのを抑えるための仕組みですが、馬の能力や適性には差があるため、抽選結果もシリーズの行方を左右します。
ワールドオールスタージョッキーズはいつから始まった?

現在の名称になったのは2015年ですが、前身のシリーズまで含めると1987年から続く歴史があります。
開催時期や競馬場を変えながら、日本の競馬ファンに世界の騎乗技術を紹介する舞台として発展してきました。
前身は1987年開始のワールドスーパージョッキーズシリーズ
前身となる「ワールドスーパージョッキーズシリーズ」は、1987年に阪神競馬場で第1回が開催されました。
2015年から現在の「ワールドオールスタージョッキーズ」へ名称を変更し、開催場所を札幌競馬場、開催時期を夏へ移しています。
現在の形式では個人戦に加えてチーム対抗戦も導入され、海外・地方のWAS選抜とJRA選抜が競う形になりました。
2020年と2021年は新型コロナウイルスの影響で開催されず、2022年に3年ぶりに再開しています。
ワールドオールスタージョッキーズの過去の優勝騎手
| 年度 | 優勝騎手 | 主な騎乗国・所属 |
|---|---|---|
| 2015年 | J.モレイラ | 香港 |
| 2016年 | M.デムーロ | JRA |
| 2017年 | E.ダシルヴァ | カナダ |
| 2018年 | C.ルメール | JRA |
| 2019年 | 川田将雅 | JRA |
| 2020年 | 開催なし | - |
| 2021年 | 開催なし | - |
| 2022年 | 武豊 | JRA |
| 2023年 | 岩田望来 | JRA |
| 2024年 | J.モレイラ | ブラジル |
| 2025年 | T.ハマーハンセン | ドイツ |
2025年はドイツのT.ハマーハンセン騎手が4戦合計73点を獲得し、総合優勝を果たしました。
武豊騎手は30年ぶりにシリーズ優勝を達成
武豊騎手は前身のワールドスーパージョッキーズシリーズを1992年に制し、2022年のワールドオールスタージョッキーズでも優勝しました。
シリーズ総合優勝は30年ぶり2回目となり、長期間にわたってトップ騎手として活躍してきたことを示す記録になっています。
現在の名称になった2015年以降も上位に入る年が多く、2026年もJRA選考委員会の選出によって出場します。
2026ワールドオールスタージョッキーズキャンペーン

JRAは2026年の開催に合わせて、ワールドオールスタージョッキーズキャンペーンを実施しています。
応募期間は2026年8月13日(木)10時から8月23日(日)14時までで、専用サイトから3択クイズに答えて応募する仕組みです。
クイズの全問正解者から抽選で合計1,000名に賞品が当たるほか、優勝ジョッキーと優勝チームの予想企画も用意されています。
応募期間や賞品、参加条件は変更される可能性があるため、応募前にJRAのキャンペーンページで最新情報を確認してください。
ワールドオールスタージョッキーズに関するよくある質問
- ワールドオールスタージョッキーズは重賞ですか?
-
重賞ではありません。
2026年は2勝クラスと3勝クラスの特別競走を使用した国際騎手招待シリーズとして行われます。
- 何レース行われますか?
-
土曜日の2競走と日曜日の2競走を合わせた全4レースです。
- 毎年札幌競馬場で行われますか?
-
現在のワールドオールスタージョッキーズは、2015年の開始以来、札幌競馬場で開催されています。
ただし、開催日や競走条件は年度によって変更される場合があります。
- 結果やポイント順位はどこで確認できますか?
-
JRA公式サイトのワールドオールスタージョッキーズ特設ページで、対象レース、出場騎手、ポイントランキング、過去の成績を確認できます。
まとめ:ワールドオールスタージョッキーズは騎手が主役の国際シリーズ
ワールドオールスタージョッキーズは、外国騎手、地方競馬所属騎手、JRA代表騎手の合計14名が、2日間に行われる4レースのポイントを競う国際騎手招待シリーズです。
2026年は8月22日と23日に札幌競馬場で開催され、個人総合優勝とWAS選抜・JRA選抜によるチーム優勝を決めます。
騎乗馬は近走成績などでグループ分けしたうえで抽選されるため、騎手の技術だけでなく、どの馬と組むかも重要です。
馬券だけでなく、世界各国の騎手の乗り方やレースごとのポイント変動にも注目し、夏の札幌ならではのシリーズを楽しんでみてください。

