WIN5は、JRAが提供する「5レースすべての1着馬を当てる」馬券です。
シンプルなルールながらも、その難易度は非常に高く、当たれば数百万円以上の配当になることも珍しくありません。
「どうすれば当たるのか」「初心者でもチャンスはあるのか」――そんな疑問を持つファンは多いでしょう。
しかし、実際は買い方や資金配分を工夫することで、的中率をぐっと上げることができます。
この記事では、WIN5の仕組みから当てるコツ、初心者におすすめの買い方、そしてキャリーオーバー週の狙い方まで詳しく解説します。
初めて挑戦する方でも理解しやすいように、ステップ形式で紹介していきます。
WIN5とは?仕組みと当てる難しさを理解しよう
WIN5はJRAが実施する、5レースすべての1着馬を当てる馬券です。
一見シンプルなルールですが、1レースでも外せば不的中になるため、想像以上に難易度が高い券種です。
その分、的中したときの配当は高く、100円で数百万円以上のチャンスが広がります。
WIN5の基本ルール
WIN5は中央競馬(JRA)で行われる「5つの指定レースの勝ち馬」をすべて当てる馬券です。
購入はインターネット投票限定で、1口100円から参加できます。
対象レースは毎週日曜日の後半5レースで構成され、すべてのレースが終了した時点で結果が確定します。
他の馬券と異なり、WIN5は「全レースを通しての総合的な予想力」が求められます。
単勝や馬連と比べると予想範囲が広く、1レースの読み違いが大きく響くのが特徴です。
そのため、購入前に出走表や展開を整理しておくことが重要です。

的中率の低さと夢の配当
WIN5は非常に的中率が低い馬券です。
仮に各レースで3頭の中から1着を選ぶ確率が3分の1だとすると、5レースすべて当てる確率は1/243、わずか0.4%程度になります。
そのため、全国で的中者が数十人しか出ない週も珍しくありません。
一方で、配当の魅力は圧倒的です。
的中者が少ない週には、1口で数千万円から1億円を超える払い戻しが出ることもあります。
少額で“夢を買う”ことができるのがWIN5の最大の魅力です。
だからこそ、感覚ではなくデータやロジックを重視した買い方が成功のカギになります。
初心者におすすめのWIN5の買い方
WIN5は配当が高い分、無計画に買うとすぐに資金が尽きてしまいます。
初心者はまず、レースの傾向や仕組みに慣れることが大切です。
少ない点数で的中の可能性を残しつつ、続けられる買い方を意識しましょう。
1レースあたりの買い目を絞る
WIN5は5レースをすべて当てる必要があるため、無理に全頭をカバーすると点数が一気に増えます。
初心者のうちは「堅いレースを1頭固定、難しいレースを2〜3頭」でバランスを取るのがおすすめです。
たとえば「1×2×3×2×2=24点(2,400円)」のような買い方なら、資金を抑えながらも展開の読み次第で十分チャンスがあります。
1レースごとに“勝ち馬のイメージ”を明確にすることが重要です。
「逃げ残り」「差し決着」など、展開を意識して選ぶことで精度が上がります。
少額でも“戦略的に買う”ことが、WIN5上達の第一歩になります。
人気馬中心+中穴1レースが基本
初心者は全レースで穴馬を狙うより、人気馬を軸に組み立てる方が安定します。
1〜2番人気の勝率は約30%あり、ここを中心に買うことで無駄を減らせます。
そのうえで、1レースだけ4〜5番人気の中穴を入れると、配当を狙える現実的な構成になります。
たとえば「人気馬×4レース+中穴1レース」という買い方が理想です。
人気サイドで固まれば配当は少なくても、当てる経験値が積み上がります。
一方で、中穴が絡めば高配当も十分に期待できるでしょう。
「全て当てる」のではなく「どこで波乱を拾うか」を意識すると、買い方の質が一段上がります。
買いすぎない・上限を決める
初心者にありがちな失敗は、点数を増やしすぎてしまうことです。
WIN5は1点100円ですが、3頭ずつ選べば3⁵=243通りになり、金額は24,300円。
これでは楽しむどころか、資金が続きません。
最初のうちは1回あたり3,000円以内に抑えるのが理想です。
慣れてきたら5,000円程度まで広げても良いですが、無理のない範囲で計画的に買うようにしましょう。
また、月単位で予算を決めておくと、感情に流されず冷静に判断できます。
「次も買える余力を残す」ことが、長く楽しむためのコツです。
少額でもキャリーオーバー週は挑戦価値あり
キャリーオーバーが発生している週は、WIN5の“ボーナスステージ”ともいえます。
キャリーオーバーとは、前回の開催で的中者が出なかった場合、その払戻金が次回へ繰り越される仕組みのことです。
的中者が少ない週に残った資金が上乗せされるため、通常よりも配当が高くなりやすいです。
少額でも夢を狙うチャンスが広がります。
たとえば普段は参加しない人でも、キャリー週だけは「1×3×2×3×1=18点(1,800円)」のような構成で購入するのがおすすめです。
普段よりリターンが大きく、モチベーションも上がります。
ただし、当たらなくても次につながる“分析データ”として考えることが大切です。
少額でも狙いを定めて挑戦する姿勢が、WIN5攻略の基礎になります。

WIN5を当てるための基本5原則
WIN5を攻略するには、運だけでなく「当たる理屈」を理解することが重要です。
過去の傾向を分析すると、当たりやすい構成には一定のパターンが見えてきます。
ここでは、勝率を上げるための5つの基本原則を解説します。
人気馬を軸にする
WIN5では、1番人気や2番人気の信頼度が非常に高いです。
特に重賞やオープン競走では、実力がはっきりしているため波乱が少なく、1番人気が勝つ確率はおよそ30〜35%にも及びます。
このため、人気馬を「軸」として組み込み、ほかのレースで波乱を狙うのが効率的な戦略になります。
ただし、人気馬をすべて選ぶと配当が下がる点には注意が必要です。
本命に厚く、荒れる可能性が高いレースを広げることで、全体のバランスが取れます。
軸馬を決める際は、単純な人気だけでなく、調教内容や騎手の安定感もチェックするとより精度が上がります。

荒れやすいレースを見抜く
WIN5で高配当が生まれるのは、ほとんどが「1〜2レースで人気薄が勝ったとき」です。
特に条件戦、ハンデ戦、多頭数(16頭以上)のレースは荒れる傾向が強く、1番人気が勝てないことも珍しくありません。
こうしたレースでは、馬場状態や展開によって結果が大きく変わります。
たとえば稍重や重馬場では先行馬が粘りやすく、開幕週の芝は逃げ・先行が有利です。
一方、最終週は外差しが決まりやすくなるため、馬場傾向を把握しておくことが重要です。
荒れる可能性が高いレースをあらかじめ見抜き、買い目を多く確保しておくことで、1つの波乱を拾いやすくなります。

騎手・調教・ローテーションをチェック
WIN5では「どの馬が調子を上げているか」「どの騎手が勢いを持っているか」を見極めることがカギになります。
特にルメール騎手や川田騎手のように安定して上位に来るジョッキーは、信頼度が高いです。
また、最終追い切りの内容が良い馬や、叩き2走目で上積みがある馬も狙い目です。
レース間隔が詰まりすぎている馬や、長期休養明けの馬は仕上がり不足のリスクがあります。
逆に、前走から中2〜4週のローテーションで挑む馬は、状態が維持されているケースが多いです。
調教タイムと出走間隔をセットで確認することで、人気薄の好走馬を拾える確率が上がります。

買い目はレース難易度で調整
WIN5では、全レースを同じ点数で買うのは効率的ではありません。
予想しやすいレースでは1〜2頭に絞り、難しいレースでは3〜5頭に広げるなど、強弱をつけることが大切です。
「1×2×4×2×3=48点(4,800円)」のように構成を工夫すると、資金を有効に使えます。
特に、人気馬が安定して強い重賞レースや短距離戦は絞りやすく、混戦のレースやハンデ戦では多めにカバーしましょう。
自分の中で「予想自信度A・B・C」をつけて、Aなら1頭、Cなら4頭などの基準を作ると、購入判断がしやすくなります。
資金を守りながら、的中率を落とさない買い方のコツです。

キャリーオーバー週を狙う
キャリーオーバーが発生している週は、WIN5ファンにとって最大のチャンスです。
普段より配当期待値が上がるため、少ない投資でも大きなリターンを得られる可能性があります。
当たりやすいわけではありませんが、「狙う週を絞る」ことで効率がぐっと上がります。
キャリーオーバー週は、難易度の高いレースが含まれていることが多く、中穴や伏兵が絡みやすいです。
人気馬中心の構成に“1レースだけ波乱枠”を混ぜるのが理想的です。
少額でも勝負どきに資金を集中させることで、チャンスを最大限に広げられます。
資金管理で差がつく!WIN5の最適な投資バランス
WIN5で勝ち続けるには、予想力だけでなく資金の使い方も重要です。
どんなに良い予想をしても、資金配分を誤れば継続的な挑戦は難しくなります。
ここでは、実践しやすい金額別の買い方と、長く続けるための資金管理術を紹介します。
3,000円の買い方(ライトプラン)
少額でもWIN5を楽しみたい人におすすめなのが、3,000円前後のライトプランです。
構成例として「1×3×2×3×1=18〜30点(1,800〜3,000円)」が現実的でしょう。
固いレースを1〜2頭に絞り、荒れそうなレースを3頭ほどカバーするバランス型の買い方です。
この金額帯なら、キャリーオーバー週や重賞が多い週に限定して購入するのが効果的です。
狙いを絞ることで“少額でも高配当を拾うチャンス”を作れます。
また、当たらなくても分析やデータ収集の経験として活かせるため、初期段階の練習にも最適です。
5,000円の買い方(バランスプラン)
最もおすすめなのが、資金5,000円前後で組むバランスプランです。
構成例は「1×3×2×3×3=約50点(5,000円)」で、無理のない範囲で幅広くカバーできます。
人気馬中心に据えながら、混戦のレースでは3〜4頭を選ぶのがポイントです。
この買い方は、週1回のペースで購入しても月2〜3万円以内に収まります。
継続できる範囲で挑戦できるため、長期的にWIN5を楽しめる設計です。
さらに、レースごとに“自信度”をつけて点数を調整すれば、資金効率も上がります。
予想と資金のバランスを両立できる、安定感のあるプランです。
10,000円の買い方(本気勝負プラン)
WIN5で本格的に勝負したい人向けが、1万円前後のプランです。
構成例として「2×3×3×3×2=約100点(10,000円)」が代表的で、キャリーオーバー週などの“狙いどき”に集中投資する形になります。
この構成なら、堅いレースを2頭に固定し、荒れそうなレースを3〜4頭で広げることができます。
1万円という金額は決して安くありませんが、狙いを定めて投資すれば期待値は高まります。
また、全額を1構成に使うのではなく、軸を変えた2パターン(例:ルメール軸/川田軸)で分けて買うのも効果的です。
一発を狙う勝負プランとして、配当100万円超えを現実的に目指せます。
安定して続けるための資金ルール
WIN5は、1度の的中よりも「続けて挑戦すること」で結果が出やすくなります。
そのためには、月単位の資金設計を立てておくことが欠かせません。
目安として、月の予算は2〜3万円程度に設定すると無理なく続けられます。
また、キャリーオーバー週に資金を多めに配分し、通常週は少額で様子を見るのが理想です。
1レースごとに強弱をつけながら買うことで、的中チャンスを増やせます。
継続的に挑戦することが、WIN5で結果を出す最短ルートです。
まとめ:WIN5は当てに行くより、狙いを絞る馬券
WIN5は、全レースを完璧に当てようとすると資金が尽きてしまいます。
重要なのは“すべて当てる”ではなく、“当たりやすいレースを見極める”ことです。
堅いレースを軸にして、波乱が見込まれるレースを広げることで現実的な勝利が見えてきます。
少額でも狙いを定めて買えば、あなたにも夢の的中が訪れるはずです。