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WIN5歴代最低配当ランキング|1万円割れも?人気決着が生んだ“超ガチガチ回”

WIN5歴代最低配当ランキング|1万円割れも?人気決着が生んだ“超ガチガチ回”のアイキャッチ

WIN5と聞くと、やはり最初に思い浮かぶのは「5億円」という夢の数字ではないでしょうか。

しかし実際のところ、すべての週が億単位のドラマになるわけではありません。

なかには“史上最低”ともいえる、たった数千円しか戻らなかった週も存在します。

5レースすべてを当てて、配当が6,000円台──。

この結果を聞くと、多くのファンが「頑張って当てたのに…?」と驚くでしょう。

ですが、それこそがWIN5の奥深さでもあります。

人気馬が順当に勝つ週は、誰もが同じ組み合わせを買いやすく、結果的に的中者が一気に増えるのです。

この記事では、JRA公式データをもとにWIN5の歴代最低配当ランキングTOP5を紹介します。

さらに、なぜこのような“激安回”が生まれるのか、その要因をデータとともに徹底解説。

「5億円の夢」の裏側にある「6,000円の現実」を知ることで、WIN5の本質がより鮮明に見えてきます。

目次

WIN5とは?一攫千金も“全員的中”もあり得る馬券

WIN5とは、中央競馬(JRA)が販売している5重勝単勝式の馬券で、指定された5つのレースすべてで1着になる馬を的中させる必要があります。

購入はインターネット限定で、UMACA投票や即PATなどから1票100円単位で買うことができます。

一見すると非常に難しそうですが、意外にも1番人気が続けば的中率は一気に上昇します。

逆に荒れた週は的中者がごくわずかとなり、数億円という超高額配当が生まれます。

WIN5の魅力は、まさにこの“振れ幅”にあります。

わずか100円が人生を変える金額になる週もあれば、人気サイドで固まる週は、当てても万馬券にも満たない配当になることもあります。

つまり、WIN5は「夢の馬券」であると同時に、「確率と戦略の勝負」でもあるのです。

歴代最低配当ランキングTOP5

ここからは、JRA公式データをもとにしたWIN5の歴代最低配当ランキングTOP5を紹介します。

「夢の馬券」と呼ばれるWIN5ですが、これを見ると“夢どころか現実的すぎる”週もあることがわかります。

順位日付配当額的中票数備考
1位2018年10月8日6,050円約56,000票全レースが1〜2番人気で決着
2位2012年10月21日7,320円約88,000票初の“1万円割れ”を記録
3位2024年9月16日10,140円約44,000票最新の“超ガチガチ回”
4位2015年11月1日10,260円約43,000票天皇賞・秋週の人気決着
5位2011年11月6日13,720円約53,000票みやこS週、上位人気が順当に

これらの週はいずれも、「1番人気または2番人気の馬」が勝ち続けたパターンです。

特に1位の2018年10月8日は、WIN5史上でも伝説的な“順当回”として知られています。

対象5レースの勝ち馬を見ても、京都大賞典のサトノダイヤモンドや、東京メインのグリーンチャンネルCなど、誰もが選びやすい実力馬が揃っていました。結果、5レースすべてが上位人気馬の勝利という前代未聞の流れとなり、的中者が一気に増加。配当は6,050円まで下がりました。

2位の2012年10月21日も同様に、各レースで人気通りの決着が続出。

当時はWIN5発売開始からまだ1年しか経っておらず、「こんなに安いこともあるのか」と話題になりました。

そして最新の2024年9月16日。

秋競馬開幕週にあたるこの回は、京都・中山ともに良馬場でスピード決着が続き、実力通りのレース展開が連続。結果的に1万円ギリギリの10,140円という、約6年ぶりの“1万円台前半”の超低配当が記録されました。

いずれも共通しているのは、波乱の要素が極端に少なかったこと。

これが“WIN5激安回”の最大の特徴といえます。

なぜここまで安くなる?低配当を生む2つの共通点

WIN5は5レースをすべて当てるという難関の馬券ですが、条件が揃うと驚くほど簡単に的中してしまう週があります。

その結果、配当が数千円〜1万円台に落ち込む“超ガチガチ回”が誕生します。

ここでは、過去のデータから見えてきた2つの共通点を整理してみましょう。

1. 人気馬の連勝で波乱の余地がない

最もわかりやすいのが、人気上位の馬が連続して勝つケースです。

WIN5は5レースすべての1着を当てる方式ですが、1番人気や2番人気が勝ち続けると多くの人が同じ組み合わせを買っているため、的中票数が爆発的に増えます。

2018年10月8日の6,050円回はその典型で、全5レースが1〜2番人気での決着。

結果として、5レース的中者が5万人超えという異常事態になりました。

当たる人が多ければ、当然分配金は少なくなる──これがWIN5の仕組みなのです。

2. 出走頭数が少なく、実力差が明確な番組構成

もう一つの要因は、番組構成そのものが“堅い”週です。

たとえば頭数が10頭前後で、能力差が明確な条件戦が多い場合、有力馬が順当に勝つ確率が高くなります。

特に、秋の天皇賞週や開幕週などは良馬場が多く、先行力・スピードのある人気馬が安定して結果を残しやすい傾向にあります。

2024年9月16日の回も、まさにその典型でした。

京都・中山ともに開幕週で、どのレースも上位人気馬がそのまま押し切る展開が続きました。

2024年以降の傾向と展望

近年のWIN5は、以前と比べて「堅い決着が増えた」という傾向が見られます。

その背景には、近年の競馬がよりスピード重視・データ重視になっていることが挙げられます。

馬場状態の整備が進み、芝コースは年間を通じて高速化。

ダートも乾燥状態を維持する日が多くなり、時計が出やすい=実力差が出やすい環境が整いました。

その結果、1番人気や2番人気といった能力上位の馬が順当に走る週が増え、WIN5でも“超ガチガチ決着”が目立つようになっています。

実際、2024年9月16日の回は、京都・中山ともに開幕週。

良馬場かつ前残りの展開が多く、各レースで人気馬が次々と押し切りました。

同じように開幕週やG1前哨戦が組まれている週は、実力差が明確で波乱が起こりにくいため、低配当リスクが高まります。

逆に、梅雨時期や冬のローカル開催では馬場が荒れ、人気馬が崩れるケースも多くなります。

これらの季節変化を踏まえて「どの週に夢を託すか」を見極めることが、WIN5を戦略的に楽しむ第一歩といえるでしょう。

まとめ|“夢馬券”の裏にある“現実”

WIN5は「5億円の夢」が語られる一方で、もうひとつの顔を持つ馬券です。

それが、誰でも当てられるほど堅く決まった“激安回”の存在です。

歴代最低配当は、2018年10月8日の6,050円

2位が7,320円、そして2024年9月には再び“1万円割れ目前”の回が登場しました。

どの年も共通していたのは、1〜2番人気の勝利が並び、波乱要素がほとんどなかったということ。

「荒れない週」に限っては、当たっても大きなリターンは望めません。

しかし裏を返せば、このデータこそが“チャンス週”を見極めるヒントになります。

堅い番組が続くと、次に来るのは往々にして“荒れる日”です。

そのタイミングを見逃さずに仕掛ければ、WIN5で夢を掴む可能性は決して遠くありません。

WIN5の本当の魅力は、ただ当てることではなく、「いつ買うか」「どんな週を狙うか」を考える過程にあるのかもしれません。

データを味方につけて、次の週こそ“6,000円ではなく6億円”を狙いましょう。

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