【2025年版】サウジカップデーの賞金がすこい!驚きの金額とは?

今年もサウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場でサウジカップが開催されます。

サウジカップ開催日は【サウジカップデー】と呼ばれ、ドバイワールドカップデーや香港国際競走、日本の地方競馬で開催されるJBCデーのように、同一競馬場で1日に複数の重賞競走が開催されます。

その中でも、サウジカップデーは、開催されるすべてのレースの賞金額が高額なことで有名です。

では、実際の賞金額はどれほどなのでしょうか?

この記事では、2025年のサウジカップデーで開催される6つの重賞競走の賞金をまとめました。

※ 2025年2月21日の為替レートで、1アメリカドル=150円で計算しています。

※2025年のサウジカップの結果もまとめています。

目次

サウジカップデーで開催される6つのレースとは?

サウジカップデーでは、以下の6つの重賞競走が開催されます。

  • サウジダービー
  • リヤドダートスプリント
  • ネオムターフカップ
  • 1351ターフスプリント
  • レッドシーターフハンデキャップ
  • サウジカップ

サウジカップデーのすべての競走は、2020年の創設と同時に開始されました。

ちなみに、同日にはG1競走のオバイヤアラビアンクラシックも開催されますが、この競走は純血アラブ馬限定であり、日本の競馬ファンにはなじみが薄いため、ここでは割愛しています。

サウジダービー

グレードG3
コースダート1,600m
出走条件3歳
負担重量北半球産3歳:55kg
南半球産3歳:59.5kg
牝馬-2kg
※南半球産馬が出走しない場合、北半球産馬の負担重量は57kgになる。
総賞金1,500,000ドル(約2億2,500万円)
1着賞金900,000アメリカドル (約1億3,500万円)
2着300,000アメリカドル (約4,500万円)
3着150,000アメリカドル (約2,250万円)
4着75,000アメリカドル (約1,125万円)
5着45,000アメリカドル (約675万円)
6着30,000アメリカドル (約450万円)

サウジダービーはサウジカップで最初に開催されるレースです。

日本ダービーのサウジアラビア&ダートバージョンである本競走には、世界各国から有力馬が参戦し、毎年熱い戦いが繰り広げられています。

過去5回の開催では、日本馬から参戦したフルフラット、ピンクカメハメハ、そしてフォーエバーヤングの3頭が見事優勝しており、日本馬と相性がいいレースと言えます。

なお、1着の賞金は90万アメリカドル(約1億3,500万円)は、日本の桜花賞(1億4,000万円)とほぼ同じ額です。

G3レースで、日本のG1レース並みの賞金を獲得できるのは驚きですね。

リヤドダートスプリント

グレードG2
コースダート1,200m
出走条件3歳以上
負担重量4歳以上:59.5kg
北半球産3歳:52kg
南半球産3歳:58kg
牝馬-2kg
※北半球産3歳馬の出走がない場合、南半球産3歳の負担重量は55.5kg、4歳以上は57kgになる。
総賞金2,000,000アメリカドル (約3億円)
1着賞金1,200,000アメリカドル (約1億8,000万円)
2着400,000アメリカドル (約6,000万円)
3着200,000アメリカドル (約3,000万円)
4着100,000アメリカドル (約1,500万円)
5着60,000アメリカドル (約900万円)
6着40,000アメリカドル (約600万円)

リヤドダートスプリントは、ダート1200mのG2競走です。

もともとはG3競走として開催されていましたが、2025年にG2に格上げされました。

優勝賞金は120万アメリカドル(約1億8,000万円)で、安田記念やマイルチャンピオンシップの1着賞金と同額です。

また、JRAの12月に行われるG3競走、カペラステークスの勝ち馬には、リヤドダートスプリントへの優先出走権が付与されます。

日本馬はコパノキッキングとダンシングプリンス、リメイクの3頭が優勝しており、日本馬も結果を残しています。

ネオムターフカップ

グレードG2
コース芝2,100m
出走条件北半球産馬4歳以上
南半球産馬3歳以上
負担重量北半球産3歳:57kg
南半球産3歳:53kg
牝馬-2kg
※南半球産馬が出走しない場合、北半球産馬の負担重量は57kgになる。
総賞金2,000,000アメリカドル (約3億円)
1着賞金1,200,000アメリカドル (約1億8,000万円)
2着400,000アメリカドル (約6,000万円)
3着200,000アメリカドル (約3,000万円)
4着100,000アメリカドル (約1,500万円)
5着60,000アメリカドル (約900万円)
6着40,000アメリカドル (約600万円)

ネオムターフカップは、芝2100mのG2競走です。

創設当初はG3競走として施行されていましたが、2024年にG2に昇格するとともに、総賞金も200万ドルに増額されました。

優勝賞金は120万アメリカドル(約1億8,000万円)で、先に紹介したリヤドダートスプリントと同額に設定されています。

サウジカップデーで開催される唯一の芝中距離競走であることから、日本からも多くの競走馬が参戦しており、2022年にはオーソリティが2025年にはシンエンペラーが優勝しました。

なお、2024年のチャレンジカップ優勝馬には優先出走権が付与されていましたが、2025年のチャレンジカップは9月に日程が変更されたため、2026年以降の取り扱いについては未定です。

1351ターフスプリント

グレードG2
コース芝1,351m
出走条件北半球産馬4歳以上
南半球産馬3歳以上
負担重量4歳以上:57kg
南半球産3歳:54.5kg
牝馬-2kg
総賞金2,000,000アメリカドル (約3億円)
1着賞金1,200,000アメリカドル (約1億8,000万円)
2着400,000アメリカドル (約6,000万円)
3着200,000アメリカドル (約3,000万円)
4着100,000アメリカドル (約1,500万円)
5着60,000アメリカドル (約900万円)
6着40,000アメリカドル (約600万円)

1351ターフスプリント(サーティーンフィフティーワンターフスプリント)は、芝1,351mのG2レースです。

レース名と特徴的な距離はサウジアラビア建国年のイスラム暦1351年に由来し、2024年にG3からG2に昇格、賞金も200万ドルに増額されました。

全世界で唯一の距離形態で、中央競馬の1400mに適性のある馬が出走する傾向がありますが、サウジカップデーでは芝の短距離・マイルレースがこのレースしかないため、スプリンターやマイラーも参戦します。

日本の阪神カップの勝ち馬には優先出走権が付与され、過去にはソングラインとバスラットレオン、そしてアスコリピチェーノが優勝しています。

レッドシーターフハンデキャップ

グレードG2
コース芝3,000m
出走条件北半球産馬4歳以上
南半球産馬3歳以上
負担重量ハンデ
総賞金2,500,000アメリカドル (約3億7,500万円)
1着賞金1,500,000アメリカドル (約2億2,500万円)
2着500,000アメリカドル (約7,500万円)
3着250,000アメリカドル (約3,750万円)
4着125,000アメリカドル (約1,875万円)
5着75,000アメリカドル (約1,125万円)
6着50,000アメリカドル (約750万円)

レッドシーターフハンデキャップは、芝3,000mの長距離レースです。

2025年にG3からG2に格上げされ、賞金も大幅に増額されました。

総賞金は250万アメリカドル(約3億7,500万円)と高額で、1着賞金は150万アメリカドル(約2億2,500万円)です。これは、日本の菊花賞(1着賞金2億円)と天皇賞(春)(1着賞金3億円)の中間くらいの金額です。

過去には、日本のステイフーリッシュとシルヴァーソニック、そしてビザンチンドリームがこのレースで優勝しています。

サウジカップ

グレードG1
コースダート1,800m
出走条件北半球産馬4歳以上
南半球産馬3歳以上
負担重量4歳以上:57kg
南半球産3歳:53.5kg
牝馬-2kg
総賞金20,000,000アメリカドル (約30億円)
1着賞金10,000,000アメリカドル (約15億円)
2着3,500,000アメリカドル (約5億2,500万円)
3着2,000,000アメリカドル (約3億円)
4着1,500,000アメリカドル (約2億2,500万円)
5着1,000,000アメリカドル (約1億5,000万円)
6着600,000アメリカドル (約9,000万円)
7着500,000アメリカドル (約7,500万円)
8着400,000アメリカドル (約6,000万円)
9着300,000アメリカドル (約4,500万円)
10着200,000アメリカドル (約3,000万円)

サウジカップは、サウジカップデーのメインレースとして行われる、ダート1800mのレースです。ワンターンの直線コースが舞台となります。

このレースの最大の魅力はその賞金の高さです。総賞金2000万アメリカドル(約30億円)1着賞金1000万アメリカドル(約15億円)は、世界のG1レースの中でもトップの金額であり、まさに世界最高峰の賞金レースと言えるでしょう。

2番目に賞金が高いドバイワールドカップの1着賞金が696万アメリカドル(約10億4400万円)であることからも、サウジカップの賞金がいかに破格であるかが分かります。

また、サウジカップは10着まで入線した馬に賞金が与えられる点も特徴です。

日本のレースに置き換えてみると、その賞金の規模感がより分かりやすくなります。

総賞金20,000,000アメリカドル (約30億円)日本基準賞金
 1着賞金10,000,000アメリカドル (約15億円)なし
 2着3,500,000アメリカドル (約5億2,500万円)有馬記念
ジャパンカップ
5億円
 3着2,000,000アメリカドル (約3億円)日本ダービー
大阪杯
天皇賞(春)
宝塚記念
天皇賞(秋)
3億円
 4着1,500,000アメリカドル (約2億2,500万円)皐月賞
菊花賞
2億円
 5着1,000,000アメリカドル (約1億5,000万円)オークス1億5,000万円
 6着600,000アメリカドル (約9,000万円)なし
 7着500,000アメリカドル (約7,500万円)朝日杯FS
ホープフルステークス
札幌記念
7,000万円
 8着400,000アメリカドル (約6,000万円)阪神JF6,500万円
 9着300,000アメリカドル (約4,500万円)G3レースの1着賞金4,300万円
4,100万円
 10着200,000アメリカドル (約3,000万円)障害J.G3競走1着賞金3,000万円

サウジカップの賞金がいかに破格であるかは、上記の比較からも明らかです。

7着でも日本の2歳G1と同程度、9着でもG3レースの1着賞金に匹敵する金額を獲得できます。

さらに、円安が進むほど海外で獲得した賞金の価値は高まります。そのため、多くの陣営が海外レースに挑戦する動機となるのは当然と言えるでしょう。

ちなみに日本馬は2023年にパンサラッサが初優勝し、2025年には日本の総大将といえるフォーエバーヤングが香港のロマンチックウォリアーを差し返して優勝しました。

サウジカップデーの賞金 まとめ

今回はサウジカップデーの賞金について解説しました。

2020年に創設されたサウジカップデーは、サウジアラビア競馬の祭典と言えるでしょう。ドバイワールドカップを凌駕する賞金設定は、世界中の競馬関係者を驚かせました。

高額な賞金に加え、過去のレースでは日本馬が目覚ましい活躍を見せていることから、日本馬との相性の良さも注目されています。

今後、どの日本馬がサウジアラビアの地で新たな歴史を刻むのか、期待が高まりますね!

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