競馬と競輪、競艇、オートレース。どれがいい?【儲かる競技も紹介】

公営競技といえば、競馬以外にも競輪やボートレース、オートレースといったものが存在します。

そして、ギャンブルの視点で競馬をみると、確率的にもっとも的中率が低いです。しかし、売上的にはもっとも人気のある公営競技となっています。

なぜ、1番当てにくいのに人気があるのでしょうか。

そこで今回は、競馬と同じ公営競技である競技といろいろな角度から比較し、競馬の魅力をお伝えできればと思います。

他の公営競技にはない競馬だけの魅力を一緒に感じていただけたらと思いますので、ぜひ最後までお楽しみください。

目次

競馬と競輪、競艇、オートレースの特徴を紹介

まずは各公営競技を簡単に紹介します。

競輪とは、7人または9人の選手が、バンクと呼ばれる競走路の上を自転車で走り、どの選手が1番先にゴールするかを競う日本発祥のプロスポーツです。

なお、競輪の醍醐味は、単純にスピードを競うだけではなく、他の選手との駆け引きの要素が強いところだといえるでのはないでしょうか。

次にボートレースは、6艇のモーターボートが、1周600mのコースを3周して順位を競う競技です。

公営競技のなかでもっとも少ない出走数のため、単勝なら6分の1、複勝なら3分の1で的中となるため、とても予想しやすいことが人気の理由の1つと考えられますが、その分、配当は非常に安いです。

また、ボートレースでは、独自のスタート方式が採用されていることも大きな特徴です。

これは、決められた時間内にスタートラインを通過する『フライングスタート方式』と呼ばれるもので、大時計が0秒を示す前に通過すると『フライング』となり、1秒以上遅れて通過してしまうと『出遅れ』と選手にはペナルティーが与えられ、さらにその選手は欠場扱いとして、舟券対象外となります。

なお、競馬に置き換えると発走除外と同じで返還ですね。

続いて、オートレースは、1周500mの走路を通常だと8車が6周して順位を競い合います。

公営競技の中では最速となる約150km/hのスピードを誇り、さらにバイクには、ブレーキが付いていないことも特徴です。ブレーキがないことを考えると、恐ろしすぎますよね。

そして、競馬には、ご存知の通り中央競馬(以下JRA)と地方競馬があり、イメージとして平日は地方競馬、週末が中央競馬といったところでしょうか。

そんな競馬は、時速60km/hで走るとされる競走馬に騎手が跨り、レースに出走する全馬が1着を目指す競技です。

なお、競馬では、最大18頭もの競走馬が競い合うため、馬券を的中させるのは、とても難しいですが、その分、的中すれば、配当面が大きいのも特徴です。

競馬と競輪、競艇、オートレースの中で儲かる&当たりやすい競技を比較

続いては、公営競技の売上や過去最高配当などをそれぞれ比較してみました。

まずは、こちらの比較表をご覧ください。

項目競輪ボートレースオートレース競馬(JRA)
開催時期年中年中年中主に土日
開催時間帯概ね21:00~23:00頃まで8:50頃~9:00頃まで昼、ナイター、ミッドナイトの3部構成10:00頃~16:30頃まで
全国会場数43箇所24箇所5箇所10箇所
2023年度売上約1兆1,900億円約2兆4,200億円約1,090億円約3兆2,750億円
3連単的中確率1/5041/1201/3361/4,896
3連単過去最高配当476万700円761,840円1,572万1,720円2,983万2,950円
当てやすさ

※2024年7月現在、各公営競技のホームページから抜粋しています。

こうして表をみますと、ギャンブル面だけを考えれば、ボートレースが1番儲かりやすく、競馬が1番儲かりにくいことが分かります。

しかし、売上面をみますと、競馬が圧倒的に高いです。ちなみに地方競馬の売上をみますと、約1兆888億円ですので、中央競馬と地方競馬を合わせた競馬としては、約4兆3,600億円です。

4つの公営競技の中でもっとも売上の高い競馬が1番人気しているのが分かります。

また、表中の競馬は、JRAのみの記載ですので、地方競馬を含めると他の公営競技と同じく年中開催となります。

よって、現在の日本では、1年中365日でなにかしらの公営競技が行われているため、”ギャンブル大国”といわれる所以は、そこにあるのかも知れませんね。

賭ける対象物が違う

次に”賭け”の対象物となる視点から各公営競技を比較していきます。

競輪、ボートレース、オートレースでの賭けの対象物は、それぞれ自転車、ボート、バイクですよね。

それに対して競馬は、生き物である競走馬が賭けの対象物となります。

犬や猫をはじめとするペットと一緒に過ごしている方も多いと思いますが、まさにこの点が競馬の魅力につながっていると考えます。

それは、犬や猫などのペットは、生き物であるがゆえに言葉が話せなくても時には癒しとなり、時には感動を与えてくれるといった感情移入があると思います。

そのため、多くの方がともに家族の一員として同じ屋根の下で生活をしているのだと推測します。

ただ、競走馬の場合は、純粋に馬という生き物が可愛いといったような魅力があるとしても人間より大きな生き物であるため、競走馬をペットとして迎え入れるのは少し難しいと考えるのが一般的です。

しかし、これを競馬に置き換えてみると、応援する大好きな競走馬がいたり、その大好きだった競走馬の仔をまた応援するといった妄想的なペットとして捉えることができると思います。

そう考えると、ペットと同じ感情移入があるのは、生き物を扱う競馬だけですので、そういった点においても人気につながっているのだと思います。

なぜ競馬が1番面白いのか?

最後に1番的中率の低い競馬が、なぜ1番人気が高いのかを考えていきたいと思います。

まず考えられるのは、高額配当が期待できる点ではないしょうか。

上記の表の通り、一発逆転、しかも大金を手にする可能性がもっとも高い公営競技が競馬です。

さらにJRAには、WIN5といった馬券の存在も人気の1つだと考えられます。

WIN5は、指定された5レースすべての勝ち馬を当てる券種で週に1回行われ、的中すれば、数千万円も夢ではありません。

ちなみにWIN5の過去最高配当は、2021年3月14日に記録された5億5,444万6,060円です。

数千万円どころではなく、数億円を手にする可能性も秘めています。

そもそも競馬には、今から約300年ほど前にイギリスで行われ、その後、日本に伝わった長い歴史があります。また、前述の通り、競馬は生き物が賭ける対象物です。

そして、大レースを勝った競走馬は、そのスピードやスタミナを継承させるため、繁殖牝馬と交配し、新たな仔が誕生します。その繰り返しが競馬の歴史として、日本では約70年以上も続いています。

そう考えると、競馬は単にギャンブルの要素だけではなく、その受け継がれた血統背景と合わせて前述の妄想ペット感覚を含め、1番の人気になっているといえるのではないでしょうか。

競馬と競輪、競艇、オートレースのまとめ

今回は、数ある公営競技と比較して競馬に対する魅力をお伝えしました。

競馬以外の公営競技を否定するわけではありませんが、やはり他の公営競技と比較すると競馬には、競走馬を扱うがゆえに、その受け継がれた血のロマンが、他の公営競技にない1番大きな要素だと思います。

そんな競馬の魅力をもっと知りたい方には、下記に記載した『なぜ競馬は人気があるのか、競馬の魅力を5つ解説』を合わせてお読みいただけると、もっと競馬の魅力を知ってもらえるかと思いますので、是非ともご一読ください。

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