競馬の記事や実況を見ていると「向正面に入った」「向正面で動いた」といった表現をよく目にします。
ただ、競馬を始めたばかりの方にとっては、向正面がどこなのか、何を指しているのか分かりにくい という声も多いです。
この記事では、
・競馬における向正面とは何か
・向正面はコースのどこにあるのか
・なぜ向正面が重要なのか
を、初心者にも分かるように丁寧に解説していきます。
競馬の向正面とは何か
競馬における 向正面(こうしょうめん) とは、ゴール前の直線(正面スタンド側)の反対側にある直線部分 を指します。
観客席や大型ビジョンがあるゴール前直線を「正面」と呼ぶのに対し、その真裏に位置する直線区間が「向正面」です。
テレビ中継や競馬新聞では、「バックストレッチ」と表現されることもあり、意味はほぼ同じと考えて問題ありません。

向正面はコースのどこにある?
競馬場のコースは、大きく分けると次のような構造になっています。
正面スタンド前の直線。
1コーナーから2コーナー。
向正面。
3コーナーから4コーナー。
この中で向正面は、1コーナーと2コーナーを回ったあと、3コーナーへ向かうまでの直線区間にあたります。
つまり、レースの中盤に位置する直線が向正面です。
たとえば、中山競馬場 や東京競馬場 のコース図を見ると、ゴール前直線の反対側に長い直線が描かれています。
その部分が向正面です。
なぜ向正面が重要なのか
向正面は、単なる通過地点ではありません。
レース展開に大きく影響する重要な区間です。
ペースが落ち着きやすい場所
多くのレースでは、スタート直後やコーナーと比べて、向正面で一度ペースが落ち着きます。
この区間で馬は息を入れます。
騎手は折り合いをつけながらポジションを整えます。
マクリや早仕掛けが起きやすい
中距離以上のレースでは、向正面から後方馬が一気に進出することがあります。
これをマクリと呼びます。
特に、向正面が長いコース。
先行馬がスローペースになった場合。
このような条件では、向正面から動く馬が増えやすくなります。
騎手の判断力が問われる
向正面での判断一つで、仕掛けが早すぎて失速する。
待ちすぎて包まれる。といった結果の差が生まれます。
そのため向正面は、騎手の駆け引きが最も表れやすい区間ともいえます。
向正面の長さは競馬場ごとに違う
向正面の特徴は、競馬場によって大きく異なります。
例えば京都競馬場や東京競馬場、新潟競馬場は日本の競馬場の中でも向正面が長いです。
対して、小回りコースやローカル競馬場な一般的に向正面が短いです。
向正面が長いコースほど、マクリやポジション変動が起きやすくなり、展開が動きやすい傾向があります。
競馬予想で向正面をどう活かすか
向正面を意識すると、予想の精度も上がります。
向正面で動ける機動力のある馬か。
後方からでも向正面で進出できる脚質か。
過去に向正面から動いて好走した実績があるか。
こうした視点を持つことで、なぜこの馬が届いたのか。
なぜ人気馬が止まったのかが見えやすくなります。
まとめ|向正面とはレース中盤の要所
向正面とは、ゴール前直線の反対側にある直線区間です。
レース中盤に位置し、展開が動きやすい場所です。
ペース調整。
マクリ。
仕掛け判断。
これらが集中する重要ポイントです。
向正面を意識してレースを見ると、競馬の見え方が一段階変わります。
競馬をより深く楽しみたい方は、ぜひ向正面に注目してみてください。

