2027年JRAの主な変更点|夏競馬7レース・平日開催・重賞昇格を解説

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JRAは2026年9月28日、2027年度の開催日割と重賞競走の主な変更点を発表しました。

2027年は真夏の新潟・中京を1日7レースに縮小するほか、祝日ではない月曜日の開催、函館競馬の延長、北海道シリーズの再編など、年間日程が大きく変わります。

さらに、根岸ステークスをはじめとする5競走がG2昇格を申請し、キャピタルステークスもG3昇格を目指します。

この記事では、2027年のJRAで何が変わるのか、変更の理由や競馬ファンへの影響も含めて初心者向けに解説します。

目次

2027年JRAの主な変更点一覧

2027年度は、暑熱対策と年間競走数の確保を両立させるため、開催日割が大幅に見直されます。

重賞についても、格付けや開催場、実施時期が変更される予定です。

まずは、特に重要な変更内容を一覧で確認しましょう。

項目2027年の主な変更
夏の新潟・中京1日7レース、第1競走は15時ごろ発走
平日開催祝日ではない月曜日を含む3日開催を3回実施
年間開催日数2026年の288日から298日へ増加
函館競馬12日間から14日間へ拡大
北海道シリーズ函館→札幌→函館→札幌の順で開催
G2昇格申請根岸Sなど5競走
G3昇格申請キャピタルS
障害重賞新潟ジャンプSを福島へ移し、福島ジャンプSに改称
年末開催12月28日(火)まで実施

なかでも最大の変更は、夏の新潟・中京を1日7レースに縮小し、その分を春と秋の追加開催で補うことです。

2027年夏競馬は新潟・中京が1日7レースに

2027年の第2回新潟競馬と第2回中京競馬では、暑い時間帯を避ける新しい開催方式が導入されます。

対象期間は7月24日から8月29日までで、新潟・中京ともに12日間です。

従来の夏競馬とは、レース数も発走時間も大きく異なります。

第1競走は15時ごろに発走

新潟・中京の対象開催では、第1競走を15時ごろに発走し、1日の競走数を7競走とします。

2026年までは昼間に長い休止時間を設ける「競走時間帯の拡大」が実施されていましたが、2027年は気温が高い時間帯の競走をさらに減らす形です。

競走馬だけでなく、騎手、厩舎関係者、競馬場スタッフ、来場者の熱中症リスクを抑える狙いがあります。

対象日の新潟・中京は、朝からではなく夕方から始まる7レース制の競馬になります。

WIN5や重賞のレース番号にも注意

1日7レースになることで、重賞やメインレースが何レースに組まれるのかも注目されます。

2026年の暑熱対策開催では、新潟記念などが通常の11Rとは異なるレース番号で実施されました。

2027年はレース数そのものが減るため、WIN5の対象競走や発売開始時刻、最終競走の発走時刻にも影響が出る可能性があります。

具体的な競走番号や発走時刻は、今後発表される夏季競馬番組で確認する必要があります。

平日の月曜日にもJRA開催を実施

夏の新潟・中京で減る競走数を補うため、2027年は春と秋に開催日が追加されます。

これまでの3日開催は祝日を利用する形が中心でした。

しかし、2027年は祝日ではない月曜日にも中央競馬が行われます。

開催期間曜日主な開催場
3月6日~8日土・日・月中山・阪神
10月30日~11月1日土・日・月東京・京都
11月27日~29日土・日・月東京・京都

3月8日、11月1日、11月29日は通常の平日です。

このほか、成人の日、春分の日の振替休日、敬老の日、スポーツの日を利用した3日開催も設定されています。

2027年は、祝日ではない月曜日にJRAの馬券を発売する日が3日設けられます。

年間開催日数は298日に増加

2027年の競馬場別開催日数の合計は298日です。

2026年の開催日数を合計すると288日だったため、10日増えることになります。

一方、夏の新潟・中京では24日間にわたって、1日当たりの競走数が通常より5競走少なくなります。

24日間で減る競走は合計120競走となるため、追加される10日間の開催によって年間競走数をおおむね補う仕組みです。

北海道シリーズは函館と札幌を往復

2027年は函館競馬が6週・12日間から7週・14日間へ拡大されます。

さらに、函館開催をすべて終えてから札幌へ移る従来の流れも変更されます。

北海道シリーズは、函館と札幌を行き来する特徴的な日程です。

  1. 函館競馬4週・8日間
  2. 札幌競馬3週・6日間
  3. 函館競馬3週・6日間
  4. 札幌競馬4週・8日間

JRAは、良好な芝馬場を維持することなどを変更理由として挙げています。

同じ競馬場を連続して使う期間を短くし、途中に休養期間を設けることで、芝の傷みを抑えやすくなります。

函館と札幌を往復することで、開催後半でも比較的良好な芝を維持する効果が期待されます。

函館・札幌の重賞日程も変更

北海道シリーズの再編により、函館スプリントステークスは6月5日、クイーンステークスは7月18日に行われます。

エルムステークスは札幌から函館へ移り、8月1日に函館ダート1,700mで実施されます。

函館2歳ステークスは8月7日、キーンランドカップは8月22日に設定されました。

滞在競馬を選ぶ陣営は、函館と札幌の移動時期や出走ローテーションをこれまで以上に慎重に組む必要があります。

根岸Sなど5競走がG2昇格を申請

2027年は、G1前哨戦として定着している5つのG3競走がG2昇格を申請しています。

いずれも本番のG1へつながる重要な競走です。

競走内容の充実が評価され、格付けの引き上げが検討されます。

競走名2027年の日程距離主な目標G1
根岸S1月31日東京ダート1,400mフェブラリーS
オーシャンS2月27日中山芝1,200m高松宮記念
キーンランドC8月22日札幌芝1,200mスプリンターズS
みやこS11月7日京都ダート1,800mチャンピオンズC
武蔵野S11月13日東京ダート1,600mチャンピオンズC

5競走はG2昇格が決定したわけではなく、現時点では申請中です。

日本グレード格付管理委員会による審査は、2027年1月に予定されています。

正式にG2となれば賞金や負担重量が見直され、有力馬が前哨戦として選びやすくなる可能性があります。

キャピタルSはG3昇格を申請

東京芝1,600mのリステッド競走、フランスギャロ賞キャピタルステークスはG3昇格を申請しています。

2027年は11月29日の月曜日に行われる予定です。

昇格が承認されれば、秋の東京開催に古馬が出走できる新たなマイル重賞が加わります。

こちらも2027年1月の格付審査を経て、正式なG3昇格の可否が決まります。

2027年に開催場や時期が変わる主な重賞

開催日割の変更に伴い、一部の平地重賞は開催場や実施日が変わります。

過去データを使って予想するときは、前年と同じ条件で行われるとは限らない点に注意が必要です。

特に競馬場が変わるレースは、コース適性を改めて検討しましょう。

競走名主な変更内容
マイラーズC京都から阪神へ移動し、4月25日に実施
エルムS札幌から函館へ移動し、8月1日に実施
函館スプリントS6月5日に実施
クイーンS7月18日に実施
函館2歳S8月7日に実施
キーンランドC8月22日に実施
ホープフルS12月28日(火)に実施

マイラーズカップは阪神芝1,600m、エルムステークスは函館ダート1,700mへ舞台が変わります。

同じ距離でも、コーナーの形状、直線の長さ、坂の有無などが異なるため、過去のレース傾向をそのまま当てはめることはできません。

2027年の重賞予想では「過去10年」だけでなく、同じ競馬場・同じコースで行われた年のデータを分けて見ることが重要です。

障害重賞のローテーションも再編

2027年は、年間を通じて障害重賞の出走頭数を確保するため、ローテーションが見直されます。

京都の2つの障害重賞は、実施時期が入れ替わるような形です。

新潟ジャンプステークスは競馬場と名称の両方が変更されます。

競走名2027年の変更
京都ジャンプS5月15日へ移動、4歳以上で実施
福島ジャンプS新潟ジャンプSを福島へ移設して改称、7月3日・芝3,350m
東京ハイジャンプ10月9日へ移動
京都ハイジャンプ11月6日へ移動、3歳以上で実施

福島ジャンプステークスは芝3,350mとなるため、新潟の芝3,250mで行われてきた過去データとは切り分ける必要があります。

競馬場と距離が同時に変わることから、コース経験や福島の障害適性が新たな予想材料になります。

2027年の変更が競馬ファンに与える影響

今回の変更は、レースを見る時間だけでなく、馬券予想やデータ分析にも影響します。

特に夏競馬と北海道シリーズでは、従来の傾向がそのまま通用しない可能性があります。

2027年に注意したいポイントを整理します。

  • 新潟・中京の発走時刻とレース番号
  • 夏季のWIN5対象競走
  • 平日月曜開催の出馬表と発売時間
  • 函館・札幌の芝の傷み方
  • 北海道滞在馬の移動とローテーション
  • 開催場が変わる重賞のコース適性
  • G2昇格競走の負担重量と出走予定馬
  • 障害重賞の過去データの扱い

夕方からの開催では、午前中と比べて気温や風、芝・ダートの含水率が変わる可能性があります。

また、函館と札幌に休養期間が設けられることで、例年とは異なる時期に内外の馬場差が変化することも考えられます。

2027年は、前年までの開催時期やレース番号を前提にせず、毎週の番組表と開催条件を確認することが大切です。

賞金や細かなルール変更は11月中旬に発表予定

今回発表されたのは、開催日割と重賞競走の主な配置です。

2027年度の競馬番組は、まだすべて決定したわけではありません。

JRAは、残る内容を2026年11月中旬に改めて発表するとしています。

  • 重賞競走の賞金額
  • 競馬番組上のルール変更
  • リステッド競走一覧
  • 各種シリーズの要綱
  • その他の競馬番組に関する取り組み

G2・G3への昇格申請も2027年1月に審査されるため、現段階では新しい格付けを確定情報として扱わないようにしましょう。

賞金、負担重量、出走馬決定方法などは、11月中旬の追加発表を確認してから判断する必要があります。

2027年JRAの変更に関するよくある質問

最後に、2027年度のJRA開催について疑問に感じやすい点をまとめます。

夏競馬のレース数や平日開催など、これまでとは異なる点が多くあります。

開催当日に迷わないよう、基本的な変更内容を確認しておきましょう。

2027年の夏競馬はすべて7レースになりますか?

すべての競馬場ではありません。

7月24日から8月29日までの第2回新潟競馬と第2回中京競馬が、1日7レースの対象です。

平日の月曜日にも馬券を購入できますか?

3月8日、11月1日、11月29日は平日月曜開催が予定されています。

通常の開催日と同様にJRAの馬券が発売される見込みですが、発売時間などは各開催前の案内を確認してください。

根岸SなどのG2昇格は決定していますか?

現時点では申請中で、正式決定ではありません。

2027年1月に予定されている格付審査の結果を待つ必要があります。

2027年の競馬番組はすべて発表されましたか?

開催日割と重賞の主な変更は発表されましたが、すべてではありません。

賞金額や細かなルールなどは、2026年11月中旬に追加発表される予定です。

まとめ

2027年のJRAは、暑熱対策として真夏の新潟・中京を1日7レースとし、第1競走を15時ごろに発走します。

減少する競走数を補うため、平日の月曜日を含む3日開催や函館競馬の延長が導入され、年間開催日数は298日に増えます。

北海道シリーズの再編、重賞の開催場変更、障害重賞のローテーション変更も、予想データの扱いに影響する重要なポイントです。

2027年は「いつもの時期・いつもの競馬場・いつものレース番号」という前提が通用しにくいため、最新の番組表を確認してから予想しましょう。

重賞賞金や細かなルールは11月中旬、G2・G3昇格の審査結果は2027年1月に発表される見込みなので、続報にも注目です。

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