東京芝1,600mは、マイルG1の安田記念やヴィクトリアマイルが行われる、日本を代表するマイルコースのひとつです。
広くて直線の長い東京コースらしく、スピードだけでなく末脚の質も問われる舞台として知られています。
ここでは、東京芝1,600mの特徴やタイム、傾向について基礎からわかりやすく解説していきます。
東京芝1,600mのコース特徴

東京芝1,600mは初角までの距離が長く、序盤から緩みにくい流れになりやすいマイルコースです。
向正面の下りからポジション争いが始まり、3コーナー手前の上りを経て再び下りながら直線に向かうため、道中でスタミナを消耗しやすいのが特徴です。
直線は長く、末脚の持続力が問われるため差し馬が好走しやすく、安田記念でも差し決着が多く見られます。
スピードだけでなく、スタミナと底力を兼ね備えた馬が活躍しやすいコースです。
東京芝1,600mで開催される重賞・リステッド競走
東京芝1,600mでは、春のマイルG1を中心に重要な重賞が数多く行われています。
NHKマイルカップやヴィクトリアマイル、安田記念など、世代や条件ごとにトップクラスの馬が集まる舞台です。
ここからは、東京芝1,600mで施行される重賞・リステッド競走を順に紹介していきます。
安田記念
| グレード | G1 |
|---|---|
| 開催時期 | 6月上旬 |
| 出走条件 | 3歳以上 |
| 負担重量 | 定量 |
| 1着賞金 | 1億8,000万円 |
安田記念は、東京競馬場の芝1,600mで行われる上半期のマイル王決定戦に位置付けられるG1競走です。
1951年に「安田賞」として創設され、競馬法制定や日本ダービー創設に尽力した安田伊左衛門の功績を称えて現在の名称となりました。
国内外の一流マイラーが集結する国際G1で、優勝馬には海外G1への優先出走権が与えられるなど、世界的にも評価の高いレースです。
近年は外国馬の参戦や活躍も目立ち、日本のマイル路線を代表する大一番として注目されています。
ヴィクトリアマイル
| グレード | G1 |
|---|---|
| 開催時期 | 5月中旬 |
| 出走条件 | 4歳以上牝馬 |
| 負担重量 | 定量 |
| 1着賞金 | 1億5,000万円 |
ヴィクトリアマイルは東京競馬場の芝1,600mで行われる、春の古馬牝馬マイル王決定戦に位置付けられるG1です。
2006年に新設され、4歳以上の牝馬が定量56kgで争います。
名称はローマ神話の勝利の女神ヴィクトリアに由来し、牝馬が長く現役で活躍できる舞台を整える狙いもありました。
近年は海外との連動も進み、上位馬に欧州G1への優先出走権が付与される年もあります。
NHKマイルカップ
| グレード | G1 |
|---|---|
| 開催時期 | 5月上旬 |
| 出走条件 | 3歳牡・牝馬 |
| 負担重量 | 馬齢 |
| 1着賞金 | 1億3,000万円 |
NHKマイルカップは、東京競馬場の芝1,600mで行われる3歳馬によるマイルG1です。
1996年に創設され、短距離適性のある3歳馬の頂点を決めるレースとして位置付けられています。
外国産馬の活躍を背景に誕生した歴史を持ち、創設当初は「マル外ダービー」と呼ばれたこともありました。
現在は国内外の有力3歳マイラーが集まる春の大一番として定着し、その後の古馬マイル路線を占う重要な一戦となっています。
富士ステークス
| グレード | G2 |
|---|---|
| 開催時期 | 10月中旬~下旬 |
| 出走条件 | 3歳以上 |
| 負担重量 | 別定 |
| 1着賞金 | 5,900万円 |
富士ステークスは、東京競馬場の芝1,600mで行われる3歳以上のマイル重賞です。
もともとはジャパンカップ関連のオープン競走が前身で、1998年に重賞へ昇格し、2000年から現在の芝1,600mに変更されました。
現在はマイルチャンピオンシップの前哨戦として位置付けられており、1着馬には本番への優先出走権が与えられます。
秋のマイル路線を占う重要なステップレースとして、実力馬や上がり馬が集う注目の一戦です。

東京新聞杯
| グレード | G3 |
|---|---|
| 開催時期 | 2月上旬 |
| 出走条件 | 4歳以上 |
| 負担重量 | 別定 |
| 1着賞金 | 4,100万円 |
東京新聞杯は、東京競馬場の芝1,600mで行われる4歳以上のマイル重賞です。
1951年創設の東京杯が前身で、1966年に現名称へ変更されました。
施行距離や時期の変遷を経て、1984年から芝1,600mに定着し、安田記念へ向けた春の古馬マイル路線の一戦として位置付けられています。
古馬マイラーの始動戦として定着しており、G3ながら実績馬や有力馬が揃うことも多く、ハイレベルな一戦になりやすいレースです。

クイーンカップ
| グレード | G3 |
|---|---|
| 開催時期 | 2月中旬 |
| 出走条件 | 3歳牝馬 |
| 負担重量 | 馬齢 |
| 1着賞金 | 3,800万円 |
クイーンカップは、東京競馬場の芝1,600mで行われる3歳牝馬限定の重賞です。
1966年に創設され、春の牝馬クラシックである桜花賞やオークスへ向かう重要な前哨戦のひとつとして位置付けられています。
施行場や距離には変遷がありましたが、1981年以降は東京芝1,600mで定着し、1998年からは現在の2月開催となりました。
早い時期から素質馬が集まりやすく、後にG1戦線で活躍する有力牝馬が多く出走する、注目度の高い一戦として知られています。
サウジアラビアロイヤルカップ
| グレード | G3 |
|---|---|
| 開催時期 | 10月上旬 |
| 出走条件 | 2歳 |
| 負担重量 | 馬齢 |
| 1着賞金 | 3,600万円 |
サウジアラビアロイヤルカップは、東京競馬場の芝1,600mで行われる2歳限定の重賞です。
2歳マイル路線の充実とローテーション整備を目的に、2014年にいちょうステークスとして新設されました。
2015年に日本とサウジアラビアの外交関係樹立60周年を記念して現名称に改称され、2016年からG3に格付けされています。
将来のマイル路線やクラシック戦線へつながる素質馬が集まりやすく、過去にはダノンプレミアムやグランアレグリアなど後のG1級が勝ち馬に名を連ねています。
アルテミスステークス
| グレード | G3 |
|---|---|
| 開催時期 | 10月下旬 |
| 出走条件 | 2歳牝馬 |
| 負担重量 | 馬齢 |
| 1着賞金 | 3,200万円 |
アルテミスステークスは、東京競馬場の芝1,600mで行われる2歳牝馬限定の重賞です。
関東地区における阪神ジュベナイルフィリーズの前哨戦として、2012年に新設されました。
創設当初は新設重賞扱いでしたが、2014年からG3に格付けされ、現在は2歳牝馬路線の重要な一戦として定着しています。
リスグラシューやラッキーライラック、ソダシなど後のG1馬も勝ち馬に名を連ねており、将来のクラシック戦線を占うレースとして注目度の高い重賞です。
キャピタルステークス
| グレード | L |
|---|---|
| 開催時期 | 11月下旬 |
| 出走条件 | 3歳以上 |
| 負担重量 | 別定 |
| 1着賞金 | 2,700万円 |
キャピタルステークスは、東京競馬場の芝1,600mで行われる3歳以上のリステッド競走です。
レース名は「首都」を意味する英語のCapitalに由来し、ジャパンカップが行われる週の東京開催を彩るオープン特別として定着しています。
1990年に芝1,400mのオープン競走として創設され、その後条件戦を経て2001年から国際オープン競走として施行されるようになりました。
2019年にはリステッド競走に格付けされ、現在は重賞戦線を目指す実力馬や休養明けの実績馬が集う、マイル路線の重要な一戦として位置付けられています。
東京芝1,600mのタイム
東京芝1,600mは、直線の長さと起伏の影響から、時計と上がり性能の両面が問われるコースです。
レースの格や馬場状態によってタイムの傾向も大きく変わるため、基準となる数値を把握しておくことが重要になります。
ここでは平均タイムやレコードタイムを確認し、東京マイルの基準を見ていきましょう。
東京芝1,600mの平均タイム
| クラス | レース数 | 平均タイム |
|---|---|---|
| 重賞・オープン | 45レース | 1:33.4 |
| 3勝クラス | 19レース | 1:33.7 |
| 2勝クラス | 45レース | 1:34.3 |
| 1勝クラス | 72レース | 1:34.5 |
| 未勝利 | 100レース | 1:35.6 |
| 新馬 | 73レース | 1:37.2 |
東京芝1,600mのレコードタイム
| 年齢 | レコードタイム | 馬名 | レース名 |
|---|---|---|---|
| 2歳 | 1:32.7 | サリオス | サウジアラビアRC(G3) (2019年10月5日) |
| 3歳以上 | 1:30.5 | ノームコア | ヴィクトリアマイル(G1) (2019年5月12日) |
東京芝1,600mのレコードタイムは、2歳が1分32秒7、3歳以上が1分30秒5となっています。
2歳の記録は2019年のサウジアラビアロイヤルカップでサリオスが樹立したもので、早い時期から高速決着が生まれやすいコースであることが分かります。
一方、3歳以上の記録は同じ2019年のヴィクトリアマイルでノームコアがマークした1分30秒5で、G1+高速馬場の場合は1分30秒台が出るケースもあります。
全体として、東京芝1,600mはトップスピードと持続力が問われる、高速決着になりやすいマイルコースと言えるでしょう。
東京芝1,600mのコースデータ
東京芝1,600mは、スタートから長い直線と緩やかなコーナーを経由する外回りコースで行われます。
道中は流れが緩みにくく、直線の長さも相まって、末脚の持続力と瞬発力の両方が求められる舞台です。
ここでは枠順や脚質、血統など、各データ面からコース傾向を詳しく見ていきます。
東京芝1,600mの枠順別データ
| 枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝 回収率 | 複勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1枠 | 50-37-35-373/495 | 10.1% | 17.6% | 24.6% | 122 | 75 |
| 2枠 | 30-45-34-409/518 | 5.8% | 14.5% | 21.0% | 74 | 72 |
| 3枠 | 32-44-36-428/540 | 5.9% | 14.1% | 20.7% | 33 | 43 |
| 4枠 | 39-38-42-457/576 | 6.8% | 13.4% | 20.7% | 46 | 67 |
| 5枠 | 44-40-46-478/608 | 7.2% | 13.8% | 21.4% | 150 | 76 |
| 6枠 | 41-64-38-486/629 | 6.5% | 16.7% | 22.7% | 46 | 63 |
| 7枠 | 66-34-62-555/717 | 9.2% | 13.9% | 22.6% | 92 | 76 |
| 8枠 | 53-51-63-582/749 | 7.1% | 13.9% | 22.3% | 35 | 78 |
東京芝1,600mの脚質別データ
| 脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝 回収率 | 複勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 47-51-34-222/354 | 13.3% | 27.7% | 37.3% | 222 | 149 |
| 先行 | 148-118-125-861/1,252 | 11.8% | 21.2% | 31.2% | 100 | 83 |
| 差し | 118-142-148-1,385/1,793 | 6.6% | 14.5% | 22.8% | 57 | 70 |
| 追込 | 42-41-49-1,298/1,430 | 2.9% | 5.8% | 9.2% | 35 | 37 |
| まくり | 0-1-0-0/1 | 0.0% | 100.0% | 100.0% | 0 | 130 |
東京芝1,600mの人気別データ
| 人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝 回収率 | 複勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 128-68-54-104/354 | 36.2% | 55.4% | 70.6% | 78 | 87 |
| 2番人気 | 80-82-49-143/354 | 22.6% | 45.8% | 59.6% | 87 | 90 |
| 3番人気 | 49-58-47-200/354 | 13.8% | 30.2% | 43.5% | 87 | 79 |
| 4番人気 | 36-47-55-216/354 | 10.2% | 23.4% | 39.0% | 80 | 92 |
| 5番人気 | 24-20-41-269/354 | 6.8% | 12.4% | 24.0% | 85 | 69 |
| 6~9番人気 | 27-61-86-1,208/1,382 | 2.0% | 6.4% | 12.6% | 45 | 63 |
| 10番人気以下 | 11-17-24-1,628/1,680 | 0.7% | 1.7% | 3.1% | 86 | 60 |
東京芝1,600mの騎手別データ
| 騎手 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝 回収率 | 複勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| C.ルメール | 72-48-34-79/233 | 30.9% | 51.5% | 66.1% | 78 | 92 |
| 戸崎圭太 | 29-26-31-139/225 | 12.9% | 24.4% | 38.2% | 58 | 75 |
| 横山武史 | 20-22-25-138/205 | 9.8% | 20.5% | 32.7% | 65 | 65 |
| 菅原明良 | 18-14-13-133/178 | 10.1% | 18.0% | 25.3% | 79 | 109 |
| 川田将雅 | 18-9-8-42/77 | 23.4% | 35.1% | 45.5% | 150 | 76 |
| 田辺裕信 | 17-12-22-92/143 | 11.9% | 20.3% | 35.7% | 123 | 99 |
| 津村明秀 | 12-9-15-108/144 | 8.3% | 14.6% | 25.0% | 489 | 140 |
| D.レーン | 12-7-7-29/55 | 21.8% | 34.5% | 47.3% | 70 | 76 |
| 三浦皇成 | 11-19-10-135/175 | 6.3% | 17.1% | 22.9% | 59 | 61 |
| 横山和生 | 9-11-7-79/106 | 8.5% | 18.9% | 25.5% | 50 | 62 |
東京芝1,600mの調教師別データ
| 調教師 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝 回収率 | 複勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 木村哲也 | 33-19-11-50/113 | 29.2% | 46.0% | 55.8% | 122 | 111 |
| 国枝栄 | 17-13-11-63/104 | 16.3% | 28.8% | 39.4% | 95 | 84 |
| 手塚貴久 | 14-17-14-49/94 | 14.9% | 33.0% | 47.9% | 66 | 110 |
| 萩原清 | 13-15-8-40/76 | 17.1% | 36.8% | 47.4% | 113 | 85 |
| 金成貴史 | 10-7-4-50/71 | 14.1% | 23.9% | 29.6% | 91 | 77 |
| 鹿戸雄一 | 9-15-8-72/104 | 8.7% | 23.1% | 30.8% | 41 | 60 |
| 堀宣行 | 9-12-3-38/62 | 14.5% | 33.9% | 38.7% | 99 | 83 |
| 古賀慎明 | 9-6-11-62/88 | 10.2% | 17.0% | 29.5% | 102 | 98 |
| 蛯名正義 | 8-6-2-30/46 | 17.4% | 30.4% | 34.8% | 97 | 60 |
| 林徹 | 8-6-1-36/51 | 15.7% | 27.5% | 29.4% | 109 | 61 |
東京芝1,600mの血統別データ
| 血統 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝 回収率 | 複勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ロードカナロア | 28-31-25-171/255 | 11.0% | 23.1% | 32.9% | 57 | 85 |
| エピファネイア | 26-20-26-136/208 | 12.5% | 22.1% | 34.6% | 192 | 95 |
| モーリス | 23-23-26-137/209 | 11.0% | 22.0% | 34.4% | 145 | 109 |
| ディープインパクト | 22-12-10-120/164 | 13.4% | 20.7% | 26.8% | 88 | 56 |
| キズナ | 17-19-8-101/145 | 11.7% | 24.8% | 30.3% | 56 | 62 |
| ドゥラメンテ | 17-13-13-99/142 | 12.0% | 21.1% | 30.3% | 66 | 51 |
| リアルスティール | 12-7-5-34/58 | 20.7% | 32.8% | 41.4% | 82 | 72 |
| イスラボニータ | 11-11-8-78/108 | 10.2% | 20.4% | 27.8% | 270 | 99 |
| キタサンブラック | 11-8-7-56/82 | 13.4% | 23.2% | 31.7% | 58 | 65 |
| ハービンジャー | 10-15-6-80/111 | 9.0% | 22.5% | 27.9% | 30 | 73 |
東京芝1,600mの母父血統別データ
| 母父血統 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝 回収率 | 複勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ディープインパクト | 40-34-41-233/348 | 11.5% | 21.3% | 33.0% | 102 | 107 |
| キングカメハメハ | 23-27-17-161/228 | 10.1% | 21.9% | 29.4% | 74 | 62 |
| シンボリクリスエス | 12-10-5-79/106 | 11.3% | 20.8% | 25.5% | 78 | 79 |
| アグネスタキオン | 10-11-6-98/125 | 8.0% | 16.8% | 21.6% | 52 | 58 |
| クロフネ | 9-12-11-82/114 | 7.9% | 18.4% | 28.1% | 60 | 60 |
| ハーツクライ | 9-7-6-118/140 | 6.4% | 11.4% | 15.7% | 22 | 47 |
| ダイワメジャー | 7-12-7-92/118 | 5.9% | 16.1% | 22.0% | 36 | 75 |
| ハービンジャー | 6-3-4-46/59 | 10.2% | 15.3% | 22.0% | 43 | 53 |
| Frankel | 6-3-2-16/27 | 22.2% | 33.3% | 40.7% | 59 | 82 |
| ルーラーシップ | 5-3-4-31/43 | 11.6% | 18.6% | 27.9% | 92 | 115 |
東京芝1,600mの傾向と攻略方法
東京芝1,600mは直線の長さと起伏のあるコース形態から、総合力が問われやすい舞台です。
単純なスピードだけでなく、スタミナや末脚、立ち回りの巧さが結果に直結します。
ここでは脚質や血統、騎手の傾向から、東京マイルの攻略ポイントを整理していきます。
東京芝1,600mで有利な脚質と展開の傾向
東京芝1,600mは直線が長く差しが届くイメージを持たれがちですが、実際の成績を見ると逃げ・先行の粘り込みも目立ちます。
特に逃げ馬は勝率13.3%、複勝率37.3%と高水準で、単勝回収率も200%を超えており、展開が向けば一発の魅力があります。
先行馬も安定して上位に来ており、好位で立ち回れるタイプが中心です。
一方で追込は勝率・複勝率ともに低く、後方一気は決まりにくい傾向があります。
基本は先行力を重視しつつ、ペース次第で差し馬を評価する形が有効です。
東京芝1,600mで狙いたい血統と種牡馬の特徴
東京芝1,600mでは、スピードと持続力を兼ね備えた血統が安定して好走しています。
種牡馬別ではエピファネイアやモーリス、キズナなど中距離寄りの血統が高い複勝率を記録しており、長い直線で脚を使えるタイプが有利です。
中でもリアルスティール産駒は勝率20%超、複勝率40%超と非常に高い水準で、条件適性の高さが目立ちます。
母父ではディープインパクトやキングカメハメハが安定しており、瞬発力型の血統が好成績です。
総じて東京マイルでは、切れ味と持続力を兼ね備えた配合に注目したいです。
東京芝1,600mで成績が安定する騎手の共通点
東京芝1,600mで好成績を残す騎手の共通点は、道中で無理をせず脚を溜め、直線で確実に伸ばせる位置取りと仕掛けの判断力にあります。
C.ルメールは勝率30.9%、複勝率66.1%と圧倒的な安定感を誇り、直線勝負の形に持ち込む騎乗が光ります。
川田将雅やD.レーンも勝率20%超と高水準で、好位から確実に抜け出す競馬が得意です。
全体的に見ると、位置取りの精度が高く、直線でスムーズに進路を確保できる騎手ほど好成績を残しており、東京マイルでは騎手のコース適性にも注目したいです。
東京芝1,600mのまとめ
東京芝1,600mは、長い直線と緩やかなコーナー形状が特徴のコースで、スピードだけでなく持続力と末脚の質が問われます。
道中でペースが緩みにくく、最後は直線勝負になりやすいため、脚を溜めて鋭く伸びるタイプが好走しやすい傾向にあります。
血統面ではマイル適性と瞬発力を兼ね備えた種牡馬が好成績を残しており、騎手では位置取りと仕掛けの判断に長けたタイプが安定しています。
コース特性を踏まえた総合的な適性判断が重要になる舞台です。

