MENU

競馬のブックメーカーとは?日本の馬券との違いをわかりやすく解説

競馬のブックメーカーとは?日本の馬券との違いをわかりやすく解説のアイキャッチ

競馬ファンの中には「ブックメーカー」という言葉を耳にしたことがある方も多いでしょう。

海外では一般的な賭けの仕組みとして知られていますが、日本のJRAなどとは大きく異なる点があります。

そもそもブックメーカーとはどんなものなのか、そして日本で利用すると違法になるのか――。

この記事では、競馬におけるブックメーカーの仕組みや特徴、そして法律との関係について、初心者にもわかりやすく解説します。

目次

ブックメーカーとは?

ブックメーカーとは、主にヨーロッパを中心に発展した民間の賭け業者のことです。

特徴は「固定オッズ方式」で、賭けた時点の倍率(オッズ)が確定する仕組みを採用しています。

JRAのように総投票数で配当が変動する方式とは異なり、利用者は自分が賭けた瞬間のオッズで払い戻しを受けます。

対象は競馬だけでなく、サッカーやテニスなどスポーツ全般に広がっており、世界中で親しまれている賭け文化です。

次の章では、競馬におけるブックメーカーの具体的な仕組みを解説します。

競馬におけるブックメーカーの仕組み

ブックメーカーでの競馬は、JRAのように「みんなの賭け金を集めて配分する方式」ではなく、業者が自らオッズを設定して賭けを受け付けます。

たとえば、ある馬の単勝オッズが5.0倍の時に1,000円を賭けると、的中すれば5,000円の払い戻しが確定します。

賭けた瞬間のオッズが固定されるため、レース直前に倍率が下がっても影響を受けません。

ブックメーカー側は賭け金の偏りによって損をしないよう、オッズを細かく調整してリスクを管理しています。

この仕組みが、利用者にとって公平でスピーディーな賭け体験を可能にしているのです。

パリミュチュエル方式との比較

日本のJRAなどで採用されているのは「パリミュチュエル方式」と呼ばれる、公営競馬特有の配当システムです。

この方式では、すべての購入者の賭け金をプールし、その中から当たり馬券を買った人に配当を分配します。

そのため、締め切り直前までオッズが変動し、最終的な払い戻し額はレースが終わるまで確定しません。

一方でブックメーカーは、賭けた時点で配当が決まる固定オッズ方式を採用しています。

どちらもメリットがありますが、安定した倍率で楽しみたい人にはブックメーカー方式が向いています。

両者の違いを理解することで、より深く競馬の賭け方を楽しめるようになります。

競馬のブックメーカーは違法?

ここまで紹介したように、ブックメーカーは自由度が高く、世界中のレースに賭けられる魅力的な仕組みです。

しかし、日本での利用については注意が必要です。

実は、ブックメーカーを使って賭けを行うと、日本の法律では「賭博」にあたる可能性があるのです。

ここからは、ブックメーカーと法律の関係を詳しく見ていきましょう。

日本では「賭博罪」に該当する可能性

日本では、競馬や競輪などの公営ギャンブル以外で金銭を賭ける行為は、刑法第185条・第186条で定められた「賭博罪」に該当する可能性があります。

つまり、ブックメーカーを利用して日本国内から賭けを行うことは、法律上では禁止行為とみなされるおそれがあります。

実際に摘発例は多くありませんが、賭け金のやり取りが確認されれば、違法と判断されるリスクはゼロではありません。

そのため、ブックメーカーを使う際は、法的な立場を理解したうえで慎重に行動することが大切です。

「海外ブックメーカーの利用」はグレーゾーン

海外のブックメーカーは合法的に運営されている国も多く、サイト自体は違法ではありません。

しかし、日本国内からアクセスして賭けを行う場合、その行為は「海外の合法」よりも「日本の法律」が優先されます。

つまり、サーバーが海外にあっても、日本にいながらお金を賭ければ賭博罪に問われる可能性があります。

一方で、実際に利用者が摘発されるケースは非常にまれで、実務上はグレーゾーンの扱いです。

とはいえ、法的リスクがあることを理解し、安易に賭けへ参加しない判断が重要です。

情報収集やオッズ確認は問題なし

ブックメーカーのサイトを閲覧して、海外レースのオッズや出走情報をチェックする行為そのものは違法ではありません。

あくまで法律で問題となるのは「金銭を賭ける行為」であり、情報を見るだけであれば問題ありません。

多くの競馬ファンが海外サイトを参考にして、国際レースの人気や評価を把握しています。

むしろ、海外競馬の動向やオッズの動きを学ぶことで、競馬知識を広げる良い機会にもなります。

ただし、クリック一つで賭けが成立するサイトもあるため、利用時には慎重な判断が求められます。

ブックメーカーのメリットと注意点

ブックメーカーの最大の魅力は、世界中の競馬やスポーツに自由に賭けられる点です。

日本では買えない海外G1レースにも参加でき、オッズが固定されるため配当の見通しも立てやすい特徴があります。

一方で、日本の法律における位置づけはグレーゾーンであり、送金トラブルや出金制限などのリスクも存在します。

また、海外運営のサイトでは日本語対応が不十分な場合もあるため、利用時には安全性を確認することが大切です。

魅力とリスクの両面を理解したうえで、正しく知識を持って活用することが求められます。

ブックメーカーのまとめ

ブックメーカーは、世界中の競馬やスポーツを対象にした民間の賭けサービスで、固定オッズ方式という仕組みを採用しています。

日本の公営競馬とは異なり、賭けた時点で配当が確定する点が特徴です。

しかし、日本国内から賭けを行うと賭博罪に該当するおそれがあり、法律的にはグレーゾーンです。

オッズや情報を参考にするだけなら問題ありませんが、実際に賭けをする場合は慎重な判断が必要です。

安全に競馬を楽しみたい方は、JRA公式サイトやWINSなど、国内で安心して参加できる方法を選ぶことをおすすめします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次