夏競馬といえば北海道!と感じる競馬ファンは多いのではないでしょうか?
この記事では函館在住である筆者が、札幌開催に先駆けて開催される函館競馬場で1日、馬券もグルメも思いっきり満喫してきましたので、その体験をレポします。
函館競馬場を訪れたことがない人や競馬初心者の人にも、函館競馬場の楽しみ方を解説していますので、ぜひ遊びにきてください。
函館競馬場の歴史
函館競馬場は全国の競馬場の中でももっとも歴史の古い競馬場なんです。
最初に、今回の舞台である函館競馬場の歴史を解説します。
日本で一番長い歴史を持つ競馬場
函館競馬場は日本に現存する競馬場の中で最も長い歴史を持つ競馬場とされていて、その歴史は1853年まで遡ります。
この年、アメリカ海軍提督のペリーが黒船で浦賀沖に来航し、翌年江戸幕府との間で日米和親条約が締結、これを機に1859年、自由貿易港として箱館港(現函館港)が開港。以後函館の街には西洋文化が次々に取り入れられるようになり、競馬もその中の1つでした。
1875年、現在の函館護国神社である招魂社の例大祭の祭典として、道路に柵を仮設し開催した競馬が函館競馬の始まりとされています。
しかし、2000戸もの家屋が消失した函館大火の影響により翌年の祭典競馬は中止に。例年盛り上がりを見せていた祭典だけに、地域住民は大きく落胆します。そんな落ち込んだ住民たちを励まそうと、本格的に函館競馬場開設の構想が持ち上がります。
その結果、1882年、函館海岸町競馬場が開設、翌年には北海共同競馬会社が設立され、これまで祭典の意味合いが強かった競馬が、現在の近代競馬に近い形の競馬へと変遷していきます。
1896年、函館海岸町競馬場は現在地へ移転し、多くの改修を経て、現在の函館競馬場が完成しました。
2010年より新スタンドがグランドオープン
1970年に建設されて以来、大きな改修がされていなかった函館競馬場ですが、2000年代に入り、建物全体の老朽化の進行が見られたため、2008年より全面改修工事が着工され、2010年6月、「馬と人との距離が近い競馬場」「リゾート地の開放感溢れる競馬場」の2つをコンセプトにグランドオープンを迎えました。
当初のコンセプト通り、新スタンドはパドックから馬場入りまで、観客が馬と一緒に移動できる「花道」や乗馬やポニーと触れ合える「ふれあいパドック」が設置され、また、建物の外観についても赤レンガが多く用いられ、函館らしさが演出されています。
また、そのほかの改修の目玉として、650インチの迫力ある大画面のパドックシアターや、パドックをぐるりと囲むガラス貼りの室内パドックシート、天井が高くリゾート感溢れる雲の広場など、以前の函館競馬場からスタイリッシュに、より洗練された競馬場へと改修されました。

毎年函館競馬場に訪れている筆者の感覚として、2010年の新スタンドのグランドオープン後、間違いなく若い人、特に若い女性が増えていると感じています。
それはやはり競馬場そのものが綺麗になったことで、これまで競馬に興味があったものの、中々足を踏み入れにくい雰囲気が一掃されたことも、理由の1つでしょう。
それでは、次の章からは函館競馬場の新スタンドについて、写真を交えて紹介していきます。
全国魅力度ランキング1位!函館市の函館競馬場のここがすごい!
毎年発表されている日本全国の市町村を対象にした魅力度ランキングで常に上位にランクインしている函館市。2024年の魅力度ランキングでは前年の3位から見事1位に返り咲きました。
そんな函館市にある函館競馬場もまた、全国に存在する競馬場に負けないほど魅力に溢れた競馬場です。
この章ではそんな函館競馬場の魅力をたっぷり紹介します。
- 函館をはじめとした道南グルメが大集結する
- 馬との距離が近く、多くの人が楽しめる
- 海が見えるJRA唯一の競馬場
- 馬は温泉に入ることができる
- 馬だけじゃなく、飛行機も近い
函館をはじめとした道南グルメが大集結
函館山からの夜景や、五稜郭公園の桜が有名な函館ですが、函館グルメも決して外すことのできない大きな魅力で、函館競馬開催期間中は函館市内だけでなく、近郊地域のグルメが函館競馬場に集まります。
函館競馬開催初日に出店していたのは、函館グルメといえばの「ハセガワストア(通称ハセスト)」のやきとり弁当や、函館の一大観光地である西部地区にお店を構える「尾木カリー」、美食と美酒が集まる繁華街、本町にお店を構える「石窯ピッツァと和食と酒 そる」、函館スイーツの定番、チーズオムレットのお店「スナッフルズ」など、函館を代表するお店が軒を連ねていました。


函館競馬開催期間中は、期間ごとに出店しているお店が変わるため、何度も競馬場に足を運んで、全店舗制覇したくなってしまいそうです。
馬との距離が近く、多くの人が楽しめる先ほど「馬と人との距離が近い競馬場」が新スタンドのコンセプトの1つと紹介したとおり、函館競馬場は馬と人との距離が近くなるように工夫されていることが特徴です。
サラブレッドを間近で見られる様々な工夫
まず最初にあげられるのは、パドックから馬場入りまで、応援する馬と一緒に歩いてレースへと向かうことができる「花道」や、馬場入りする馬を真上から見られる「ホースヴィスタ」、パドック中の足元を間近で見られる「ダッグアウトパドック」でしょう。
函館競馬場の「花道」は、パドックで応援する馬を見つけて、そのまま一緒に馬場入りまで並んで歩くことができます。もちろん柵はあるものの、近い距離で並んで歩くことができるので、まるでその馬の陣営スタッフのような気分を味わうことができます。


そんな「花道」を真上から見ることができるのが、「ホースヴィスタ」です。
建物2階の一角に設置されているため、「花道」よりも距離は遠いものの、これからレースに向かう馬を真上から見るという中々見られない貴重な景色を見ることができるだけでなく、サラブレッドのしなやかさを感じることができるでしょう。

「ダッグアウトパドック」もまた、馬と人とが近い距離で見られるよう工夫されている設備です。
半地下のような空間に設けられた席では、パドック周回中の馬の足元を至近距離で見ることができます。

脚部しか見られないことや、馬っけを出している馬がいた場合は何とも言えない雰囲気になるなど、どちらかといえば往年の競馬ファンや予想家などの玄人向けの設備と言えるかもしれません。
しかし、中々至近距離で馬の足元を見る機会はないので、初心者の人でも1度は利用してみてはいかがでしょうか。
「ふれあいパドック」で小さいお子さんも馬と触れ合える
函館競馬場では開催期間中、競馬に興味のない小さなお子さんにも楽しんでもらえるよう、「ふれあいパドック」内で、ポニーやミニチュアホースとの撮影会や乗馬体験会などが開催されています。
参加するためにはJRA公式のイベント参加アプリをインストールしての申し込みが必要(人数が多かった場合抽選)です。初めて馬と触れ合うお子さんでも、専門スタッフが付き添ってくれるため、親御さんは安心して馬の温かさや柔らかさをお子さんに体験させることができます。
2025年のポニー撮影会とポニー乗馬体験会の概要は下記のとおりです。
ポニー撮影会
- 開催時間 ①12時00分〜 ②12時15分〜
- 定 員 各回10名
- 備 考 大人も参加可能。家族や友人同士でもOK。
小学生以下のお子さんは乗馬しての撮影が可能。
ポニー乗馬体験会
- 開催時間 ①13時30分〜 ②13時50分〜 ③14時10分〜
- 定 員 各回10名
- 備 考 3〜12歳のお子さんのみ参加可能。

海が見える唯一のJRA競馬場
函館競馬場の特徴の1つとして、スタンドから海を見渡すことができる点が挙げられます。
これはJRAで唯一、函館競馬場だけの特徴で、港町である函館ならではの景色と言えるでしょう。
スタンドからは、海だけでなく函館のシンボルでもある函館山も望むことができます。函館競馬開催期間中の季節は、函館市内が雲海に包まれることもあり、午前中の早い時間帯だと、函館山が空に浮いているような幻想的な景色を見ることができるかもしれません。
また、海が近いことの特徴として、風が涼しいことも挙げられます。
たとえ雲ひとつない快晴であっても、風が吹けばひんやりと爽やかに、競馬を楽しむことができます。
ここでオススメのひんやりスポットを紹介!
先ほど解説した、パドックから馬場入りするまでの「花道」は直射日光が当たらず、風通しがとても良いため、常に涼しい風が吹き抜けています。
気温の高い日や、競馬でヒートアップした際はぜひ、「花道」で熱を冷ましてみてください。
馬は温泉に入ることができる
ここまで、競馬場に足を運ぶ「人」だけにフォーカスしていましたが、ここではあえて「馬」にフォーカスしてみます。
先ほど、函館は函館山からの夜景とグルメが有名と紹介しましたが、もう1つ有名なものがあります。それは湯の川地区の温泉です。
湯の川は函館戦争の際、旧幕府軍の榎本武揚も湯の川の温泉に浸かり療養していたとされている、歴史のある温泉地であり、現在では多くの温泉付き旅館やホテルが立ち並び、函館観光の拠点として栄えています。
そのような歴史ある湯の川温泉の源泉を引いた「馬温泉所」が函館競馬場内には存在します。もちろん、人間は入浴することはできませんが、夏競馬中は函館競馬や札幌競馬に出走する馬が、冬季間は骨折や屈腱炎などのケガを療養する馬が、レースやトレーニングの疲れを癒したり、しっかり療養することを目的に利用しています。
馬だけでなく、飛行機も近い

コース上空を飛行機が度々通過していくのも、函館競馬場名物と言えるでしょう。
函館競馬場から車でおよそ20分ほど走った先に函館空港があり、競馬場上空を通過する航路が設定されています。上空を通過する飛行機はジャンボ機やプロペラ機など、種類は様々。
お住まいの地域に空港が近くにない人や、小さいお子さんにとっては間近で見ることができる飛行機に驚くこと間違いなしです。
しかし、人も驚くということはもちろん、馬も驚きます。馬は人よりも敏感に周囲の環境の変化や危険を察知するため、飛行機が近づく轟音や、上空を通過した時に地面に落ちる影に驚き、暴れる馬もいます。
特にメイクデビューや未勝利戦など、競馬の経験が少なく性格的に臆病な馬にとっては、飛行機が上空近くを通過していくことは不安の材料になるため、馬券を買ったレースのパドックや馬場入りで飛行機が飛んでくると、人も不安になってしまいがちになるのが、函館競馬場の特徴かもしれません。
2024年の新馬戦では本馬場入場の際に新馬が飛行機の音に驚いて落馬する事象がありました。
地元民が函館競馬場を1日思いっきり満喫してきた!
さて、いよいよ体験レポを綴っていきます。
まず初めに少しだけ自己紹介をさせてください。
小さい頃、元より競馬ファンの父親に「動物園に行くか!」と言われ函館競馬場に連れてこられたのが、一番古い函館競馬場デビューの記憶で(おそらくもっと前から連れてこられている)、車で20分ほどの場所に住んでいるため、毎年函館競馬場には遊びに行っています。
そんな筆者が今回、2025年函館競馬場開催初日に1日、競馬を楽しんできました!
AM8:30 函館競馬場に向けて出発
函館競馬場が開場するのは午前9時。開催初日ということもあって、並ぶことも考慮して競馬好きの友人数人を乗せて早めに車で出発。
函館競馬場が近づくにつれ、道路が異様に混み始めます。
開催初日に混むことは毎年ですが、今年は特に渋滞の列が長く、駐車場に停めた頃にはすでに午前9時30分を過ぎており、普段であれば自宅から20分で到着するところ、1時間も要してしまい、函館競馬を待ちに待った競馬ファンの熱気を感じることができました。
AM9:40 函館競馬場入場
函館競馬場への入場は、入場ゲート右側にある券売機を使用して入場券を購入します。函館競馬開催期間中は100円(15歳未満は無料)で購入し、いざ入場。
入場する前に、正面ゲートを撮影。
なだらかな曲線と、函館の観光スポット、金森倉庫群を思わせる赤レンガが特徴的な外観です。

また、パドックが入場ゲートのすぐ横にあり、ガラス張りの壁から馬がパドックを周回している様子を、入場しなくても観ることができます。

いざ函館競馬場内へ!入場ゲートでパンフレットをもらい、いざ出陣!

AM9:50 まずはパドックへ
競馬が好き以前に、馬が大好きな筆者。まずはパドックへ向かいます。
突き抜ける青い空、爽やかに頬を撫でる風、その風に乗ってふんわりと鼻をくすぐる馬の香り、パッカパッカと愛らしくも力強く響く足音。
毎年この瞬間、「函館競馬が始まったー!夏だー!!」と心が高鳴ります。

AM10:00 写真撮影タイム
馬券や函館グルメを購入する前に、まずは記事で使用する予定の写真を撮影していきます。
パドックから馬場入りまで、応援する馬と並んで歩くことができる「花道」や、馬場入りする馬を真上から見ることができる「ホースヴィスタ」、多くの競馬ファンが詰めかけたスタンド正面、綺麗に整列する誘導馬、スタンドから見える雲海と函館山。
函館競馬場に入場してまだ20分。噛み締めるように各スポットを撮影していきました。
AM11:00 函館グルメを満喫
撮影後は先ほども紹介したとおり、函館競馬開催期間中は函館を中心とした道南グルメが集結しているエリアへ。
今回筆者は「ハセガワストア」のやきとり弁当と、「らぁめん真打」のまぜそば。そして函館の隣町、七飯町の地ビールである「大沼ビール」を2種類を注文しました。
注文した函館グルメについては後ほど詳しく紹介します。
PM0:00 いよいよ馬券購入!
函館グルメを堪能し、お腹が満たされたのでいよいよ馬券を買っていきます。
今回は新馬戦、未勝利、メインレースの函館スプリントステークス(G3)の3つのレースの馬券を購入しました。
馬券の購入結果についても後ほど詳しく紹介します。果たして収支はどうなったのでしょうか!?

PM4:00 函館スプリントステークス(G3)表彰式をみて帰路につく
今回表彰式のプレゼンターを務めたのは、202年のJRA年間プロモーションキャラクターの見上愛さん。
もちろん写真撮影は禁止されていたので写真は撮れませんでしたが、勝利ジョッキーの戸崎圭太ジョッキーと並んでも顔が小さい!
以前函館競馬場では桜井日奈子さんも見ましたが、やっぱり俳優さんはオーラがあるなぁと改めて感じました。
普段中々会うことができない芸能人の方にも会えるのが、競馬場の魅力の1つかもしれませんね。
さて、午前から存分に楽しんできた函館競馬初日が終了。少しの疲れと高揚感を感じながら函館競馬場を後にしました。
次の章からは、函館グルメと購入した馬券の結果を詳しく紹介します!

函館競馬場で楽しめる函館グルメ!筆者が注文したグルメを紹介!
今回筆者が函館競馬場で食べた函館グルメは下記のとおりです。
- ハセガワストア やきとり弁当
- らぁめん真打 真打ませそば
- 七飯町地ビール 大沼ビール
1つずつ紹介していきます。
ハセガワストア やきとり弁当
ラッキーピエロと並び函館グルメの双璧をなすハセガワストア(通称ハセスト)のやきとり弁当。函館グルメを紹介する上で絶対に外せないと思い、一番最初に購入しました。
タレのしみた海苔とご飯、ジューシーなやきとりが最高なんですよね…!
ハセストのやきとり弁当は知る人ぞ知るグルメではありますが、実は奥が深いお弁当です。
やきとり弁当なのに使われている肉は豚肉?
やきとり弁当と言いながら使われている肉は豚肉なのは有名な話ですが、これは北海道南部、道南地区は昔、養鶏場よりも養豚場の方が多く、豚肉が安価に手に入ることが一番の理由とされています。
そのため、ハセストだけでなく函館市内や近郊地域の飲食店でやきとりを注文すると大抵は豚精肉が串に刺さって提供されます。それくらい道南地域の人にとってやきとりは豚肉が普通、という認識が浸透しているのです。
やきとり弁当はお客さんの一声がキッカケで誕生した?
今では函館グルメの鉄板として多くの人に知られているやきとり弁当ですが、実はお客さんの声がキッカケでたまたま誕生したお弁当です。
1978年のとある夜、酒に酔ったお客さんから「弁当はないの?」と聞かれ、おにぎりにする予定だったご飯と海苔、酒のおつまみとして焼き始めていたやきとりを咄嗟に組み合わせて提供したことが始まりとされています。
かくし味はワイン?
焼いている最中に霧吹きでシュッシュっと吹きかけているのは「はこだてワイン」。これにより肉が柔らかくなるだけでなく、味もまろやかになるとのこと。
豚肉の含まれるビタミンBだけでなく、ポリフェノールも同時に摂れる、体に優しいグルメと言えるでしょう。

らぁめん 真打
函館市内に2店舗を構える真打。つけ麺がメインの港町本店、味噌ラーメンがメインの美原分店があります。
今回函館競馬場で食べられたのは、美原分店のまぜそばでした。
行列ができることが多い真打
函館市内で行列ができるラーメン屋さんは、観光地にある「あじさい」くらいなのですが、決して観光地に店舗を構えている訳ではない真打も、頻繁に行列を作っています。
そんな並ばないと食べられない真打のまぜそばを、気軽に食べられるのも競馬場グルメの魅力だと感じました。
筆者自身、いつか食べたいなと思っていたので、この機会に食べられてよかったです!
麺は全粒粉を使った太麺で食べ応え抜群!
今回筆者が注文したのは真打まぜそば(醤油)です。トッピングは肉味噌、チャーシュー、煮卵、のり、ニラ、ネギで、特にニラがたくさん乗っていたのは嬉しいポイント。
全粒粉が使われた太麺はもちもちで食べ応え抜群、醤油の香ばしさと魚介の風味も感じられ、満足度の高い一杯でした。
函館競馬開催が終わっても、今度はお店を訪れて別の味も食べてみたいと思いました!

七飯町地ビール 大沼ビール
やきとりやまぜそばにベストマッチする飲み物と言ったら、ビールしかありませんよね。
北海道には北海道限定の「サッポロクラシック」という有名なビールがありますが、それはいつも飲んでいるので、せっかくなら普段飲めないビールを、と思い大沼ビールをセレクトしました。
初めて飲む大沼ビール、どんな味なのかワクワク。提供されていたのはホップシャワー・ケルシュ・スタウトの3種類でしたが、黒ビールが苦手な筆者はスタウト以外のホップシャワーとケルシュの2種類を注文(もちろんLサイズ)。

そもそも大沼ビールって?
大沼ビールは函館の隣町、七飯町にある大沼という地域で職人さんが手がけている地ビール・クラフトビールです。
北海道国定秀峰に指定されている横津山麓で採水された天然アルカリイオン水を使用して、丁寧に作られており、1998年から数々のビアコンテストや地ビールコンテストにおいて受賞、高評価を得ています。
大規模な工場は持たず、ビール職人が丹精込めて手がけているため、流通量は限られており、一般的には大沼地域や七飯町、函館市などの近隣地域でしか飲むことができません。
そんな貴重なビールを競馬場で、しかも青空の下で飲めるなんて贅沢だなと思いながら大切に飲みました。次からは筆者が飲んだ2つのビールをレビューします。
ケルシュ
まず最初に飲んだのはケルシュというビール。お店のポップ曰く、飲み口がスッキリしつつも苦味が控えめで、麦の味わいを感じることができるビールとのこと。
確かにビール特有の苦味を残しつつも、深みのあるビールで、いつものビールとは一味違った味を感じました。ただ、苦味は控えめとあったものの、全くない訳ではないのでビールが苦手な人はケルシュよりも次に紹介するホップシャワーをおすすめします。
ホップシャワー
柑橘系の果物のような爽やかな香りと、しっかりとした苦味が特徴とあるように、飲み口は本当に爽やかで軽く、ホップシャワーと銘打たれただけあるビールでした。
しっかりとした苦味があるとポップにあったものの、フルーティーさも負けじとしっかり感じられて飲みやすいため、ビールが苦手な人にぜひおすすめしたいビールだと思いました。
函館競馬開催初日!気になる馬券購入の収支は?
いろんな楽しみ方ができる競馬場ですが、やはりそのメインは馬券購入でしょう。
今回筆者は3つのレースを予想し馬券を購入しました。さて、函館競馬開催初日の馬券の結果は如何に…。
函館5R メイクデビュー函館
メイクデビューを予想し馬券を購入する際に意識していることは、オッズや血統などの情報は一切頭に入れず、パドックのみで買うようにしています。
新馬戦において血統を意識しないとは何事だ?と思われるかもしれませんが、いくら血統が良くても身体が出来上がっていない馬は上位に上がってこないと思っているからです。
この日も、その信条のもと、パドックで一番よく見えた7番の応援馬券を購入。トモのハリや発達具合は他の馬と同じように見えたものの、肩周りの筋肉は他の馬に比べると発達しているように見えたのです。
結果、7着。惜しくもなんともありませんでした。マイナス1,000円

函館7R 平場戦
ここからは普段の馬券の買い方である、三連複1頭軸流しで勝負。
軸は思いの外すぐに決まりました。1番人気武豊騎乗の蛯名調教師が管理する馬です。
この馬が人気をかぶって実際にこなければ良いな・・・と思った馬を外したところ、流す相手も意外とすんなり決まり、いざレースへ。
結果、三連複6,230円的中!これで収支はプラス4,230円に逆転しました!
やはり函館の丹内ジョッキーと戸崎ジョッキーは熱い!

函館11R 函館スプリントステークス(G3)
この日のメインレース、函館スプリントステークス(G3)も、三連複1頭軸で勝負。
前走高松宮記念(G1)を2着と好走し函館に乗り込んできた、単勝1.7倍のナムラクレアを軸にした馬券と、4歳牡馬・ダート馬・初芝・パドック良さげで選んだインビジブルパパ(7番人気)を軸にした馬券を購入。
このレースは6歳以上の馬の好走実績がない上に、後ろから足を伸ばす馬は不利なレースだったため、正直自分の本命はインビジブルパパでした。
結果、ダントツ1番人気のナムラクレアは8着、本命だったインビジブルパパはハナ差の4着。
もし仮にインビジブルパパが3着に入っていれば、13,000円ほどの配当がついていたのですが、仕方がありません。
ということで、最後のレースは3,000円負けてしまったので、筆者の函館競馬開催初日の全体的な収支はプラス1,230円でした。
マイナスにもならず、久しぶりに現地で競馬を楽しめたので、十分すぎるほど満足した時間を過ごすことができました!

函館競馬場を訪れた人の実際の声
ここからは函館競馬場を訪れた人が、この競馬場についてどのようなイメージを持っているのか、知人や家族、知り合いにインタビューしてみました。
- 内装がとても綺麗で、若い人や初めて競馬場に来る人でも抵抗は無さそう
- 馬と距離が近いのがいい。小さい子どもはポニーと遊べて喜んでいる
- 函館競馬場ならではのグルメを楽しめるのが最高。以前10万馬券をとった時は気づいたら函館グルメに消えていったよ
- 改装前の競馬場と比べると、パドックから馬券購入、レース観戦までの導線が悪くなったように感じる。前は一回一回建物に入らなくてもよかったのに、今はパドックから馬券を購入する時は2階に上がらないといけないし、生でレースを見ようと思ったらまた下に降りないといけない。体力のないお年寄りには辛い競馬場になってしまったかも。
このように、多くの人が満足している中で、一部苦労している競馬ファンもいることがわかりました。
函館競馬場レポートのまとめ
今回丸一日、函館競馬場の開催初日に、馬券も函館グルメも堪能してきました。
この記事がぜひ函館競馬場を訪れるきっかけになれば幸いです。よき競馬ライフを!
