競馬を当てる方法!馬券を的中させるには

競馬を始めたきっかけは人それぞれでしょう。

友人に誘われて初めて競馬場に足を運んだ方もいれば、テレビCMに影響されて興味を持ったという方も多いかもしれません。

初めて馬券を買った日、予想が見事に的中してプラス収支で終わった――そんな「ビギナーズラック」を経験した方も少なくないでしょう。

ただ、競馬歴が長くなるにつれ、だんだんと的中率が下がり、気が付けばマイナス収支が当たり前に…。

このような壁にぶつかっている方も多いのではないでしょうか。

実際、私自身もまさにそうでした。

競馬を始めた当初は驚くほど馬券が当たり、気づけば「これだけで生活できるのでは?」とまで思い込んでいた時期もありました。

しかし現実はそう甘くありません。

レースを重ねるたびに的中から遠ざかり、財布の中身は減っていく一方。競馬場を後にするたび、残るのは虚無感ばかりでした。

そんな中、ある時ふと「このままではいけない」と思い立ち、それまでの馬券スタイルを見直すことにしました。

すると少しずつですが、的中率が安定し、現在では収支も改善してきたのです。

今回は「最近当たらないな…」と感じている方向けに、馬券の的中率を上げるためのコツをお伝えしていきます。

目次

的中率アップの鍵は“レース選び”

競馬は運がすべて」と考えている方もいるかもしれません。

確かに、競走馬は生き物。調子ひとつで成績が大きく左右されるため、予想が外れることも珍しくありません。

ただ、全てを運に任せる必要はありません。なぜなら、どのレースを選ぶか、どの馬券を買うか、いくら賭けるか――それらはすべて自分で決められるからです。

では、馬券を的中させるには、どのようなレースを選ぶべきなのでしょうか?

明確な“能力差”があるレースを狙おう

出走する馬の実力に大きな差があるレースほど、予想は立てやすくなります。

実際、多くの人は「この馬が強そうだ」と感じて馬券を買っていると思いますが、無意識のうちに能力差を判断しているとも言えます。

しかし、重賞レースばかりを買っていたり、開催全レースに手を出していたりする方は要注意です。

重賞クラスのレースは出走馬の実力が拮抗していることが多く、予想が難しくなりがちです。

逆に、ひときわ強い馬が1頭だけいるようなレースは、非常に買いやすく、的中の可能性が高まります。

小頭数のレースを優先する

中央・地方問わず、競馬では出走頭数が大きく異なります。18頭立てのフルゲートもあれば、7〜8頭しかいないレースもあります。

この「頭数」は的中率に直結します。

例えば18頭立ての単勝馬券では、確率的には5.5%程度しか当たる可能性がありません。
しかし、これが9頭立てなら11%ほどまで跳ね上がります。

レースによっては出走馬が少ないにもかかわらず、明らかに力が抜けている馬が1頭いる――そんなレースを見つけたら、絶好の狙い目です。

なぜ“レースを選ぶ”ことが重要なのか?

ここまで読んで、「なぜそこまでレース選びにこだわるのか?」と疑問に思った方もいるかもしれません。

その理由を、もう少し掘り下げて解説していきます。

能力差が大きい=予想しやすい

競馬の予想は「強い馬を見抜くこと」とも言えます。

明らかに他の馬と実力差があるようなレースでは、強い馬がそのまま上位に入ることが多く、予想もシンプルになります。

仮に未勝利戦にG1級の逸材が1頭混じっていたら、その馬が勝つと予想するのは容易でしょう。

しかし、全馬が同レベルの実力であれば、どの馬が勝ってもおかしくないため、予想は難解になります。

強い馬を見極めやすいレースを選ぶことで、的中率はぐっと上がります。

小頭数=組み合わせが少なく当てやすい

再度、小頭数レースの話に戻ります。

仮に単勝を狙ったとして、18頭立てなら的中率はわずか5.5%、一方で9頭立てなら約11%。

組み合わせが少ない分、当然当たる確率も高くなります。

三連複や馬連など、複数の馬を当てる券種であれば、その差はさらに顕著になります。

とくに、少頭数かつ“能力差がはっきりしている”レースがあれば、それはまさに「勝負レース」です。

実例:小頭数や強力な馬が揃ったレース

競馬では「小頭数」かつ「実力馬が抜けている」レースは、予想しやすく馬券の的中にもつながりやすい絶好のチャンスです。

こうした条件が揃うレースは頻繁にはありませんが、実際に過去の競馬でもそのような理想的なレースが存在しました。

ここでは、まさにその条件を満たした代表的なレースを例に挙げ、馬券の狙い方を考察していきます。

1996年 阪神大賞典

1996年の阪神大賞典は、まさに「小頭数」かつ「圧倒的実力馬が出走した」典型的な好例として語り継がれています


このレースには、三冠馬ナリタブライアンと、前年の菊花賞・有馬記念を制して勢いに乗っていたマヤノトップガンという、当時の競馬界を代表する2頭が出走を表明しました。

この顔ぶれに、他の陣営は戦意を失い、出走を見送る馬が続出。結果的にレースは10頭立てという少頭数で行われることとなりました。

注目の2頭は人気を二分し、ナリタブライアンが単勝2.1倍、マヤノトップガンが2.0倍と接戦。単勝オッズはもちろん、馬連や枠連のオッズも極端に低く、馬券の選択肢は事実上この2頭に集中していたのです。

実際のレースでも、ナリタブライアンが1着、マヤノトップガンが2着と実力通りの決着。3着馬には9馬身差をつける圧巻のパフォーマンスでした。

このように、抜けた実力馬が数頭しか出走していないレースは、馬券的にも狙いやすく、的中に近づける理想的な条件が整っていると言えるのです。

単勝1倍台の馬がいるレースは狙い目

オッズ1倍台に支持された「圧倒的1番人気」が出走しているレースは、実は予想がしやすく、馬券の的中率を上げる上でも有効な狙いどころです。

そもそもオッズとは、全国の競馬ファンが「どの馬が勝つか」を予想し、投票した結果を反映したものです。つまり、単勝オッズが低い馬ほど「多くの人がその馬が勝つと考えている」証拠になります。

逆に、1番人気であっても単勝オッズが4.0倍以上の場合、2番人気以降との支持差がほとんどなく、ファンの見解が割れていると言えます。そのようなレースでは馬券の投票先が分散し、予想の難易度も上がります。

一方で、単勝1倍台という明らかに抜けた人気を集めた馬がいるレースでは、勝ち馬を見抜きやすくなります。

実際に、2024年のJRA全レースを対象にしたデータでは、単勝1倍台の馬の成績は以下の通りでした。

  • 勝率:52.0%
  • 連対率(2着以内):73.6%
  • 複勝率(3着以内):83.4%

さらに、単勝1.0~1.4倍に絞った場合、

  • 勝率:72.0%
  • 連対率:84.9%
  • 複勝率:91.4%

という驚異的な数字になります。

このように、極端に低い単勝オッズの馬は、実際にもかなりの高確率で好走していることが分かります。

もちろん、オッズが低い分リターンは限られますが、勝ち馬を見つけやすいという点では非常に有利な条件です。
特に「まずは当てる」ことを重視するなら、こうしたレースは積極的に狙っていくべきでしょう。

まとめ:勝負は“レース選び”から始まっている

最後にもう一度まとめます。

「小頭数」かつ「実力差が明確な馬が出走している」レースを見極めるだけで、馬券の的中率は飛躍的に高まります。

確かに、人気馬に票が集中するため、オッズは下がりがちです。

しかし、どれだけ高配当の馬券でも当たらなければ意味がありません。

まずは“当てる”こと。それが最も大切です。

最近調子が悪いと感じている方は、まず「どのレースを選ぶか?」という視点から見直してみてください。

この記事が、競馬を楽しむ上で少しでもお役に立てれば幸いです。

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