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18番人気が馬券圏内に激走した重賞レース一覧【2015年以降】

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競馬において「人気」は、予想を組み立てるうえで最も分かりやすい指標の一つです。

しかし、その一方で人気だけでは測れない結果が頻繁に起こるのも、競馬というスポーツの特徴と言えるでしょう。

なかでも18番人気は、出走馬の中で最も評価が低い存在です。

多くの場合は「買い目から真っ先に消される馬」であり、実際に馬券に絡むケースは極めて稀とされています。

それでも、過去を振り返ると2015年以降の重賞レースで、18番人気が3着以内に好走した例は確かに存在します。

G1の大舞台から伝統あるG3まで、最低人気の馬が常識を覆す走りを見せてきました。

本記事では、18番人気が馬券圏内に入線した重賞レースを一覧で整理し、それぞれの激走が起きた背景にも触れていきます。

「なぜその馬は18番人気だったのか」そして「なぜ好走できたのか」。人気だけでは見えてこない競馬の奥深さを、過去の実例から紐解いていきましょう。

目次

18番人気の重賞好走一覧

18番人気での好走は、単なる偶然やフロックとして片付けられがちです。

しかし、実際にレース内容を振り返ってみると、展開や馬場、ローテーションといった要素が噛み合った結果であるケースも少なくありません。

特に重賞レースでは、出走馬の実績や近走成績が重視される一方で、条件替わりや舞台適性といった部分が十分に評価されないまま、最低人気に甘んじる馬が出てくることがあります。

以下では、2000年以降に18番人気で馬券圏内に好走した重賞レースを取り上げ、それぞれのレース背景や好走要因を簡潔に整理していきます。

まずは、記憶に新しい最新の激走例から見ていきましょう。

ショウナンアデイブ|京都金杯(G3・2026年1月)

2026年1月4日に行われた京都金杯(G3)では、ショウナンアデイブが18番人気・単勝137.7倍という低評価から大激走を見せました。

このレースは京都芝1,600mで争われ、1着にブエナオンダ、2着にファーヴェントが入ったなか、ショウナンアデイブは3着に食い込み、大波乱を演出しました。

評価が低かった背景には、直近の重賞で二桁着順が続いていたことや、「期待値とのギャップ」がありましたが、それでも最後の直線で粘り強い走りを見せ、人気薄でも結果を残しました。

この激走は、重賞における人気評価の難しさと、展開次第で伏兵が好走する可能性を改めて示した一戦でした。

タイセイプランセス|フローラステークス(G2・2025年4月)

2025年4月27日に行われたフローラステークス(G2)では、人気薄の伏兵が波乱を演出しました。

18番人気のタイセイプランセスが強烈な末脚で3着に飛び込み、馬券ファンの度肝を抜いたのです。

単勝オッズ304倍という評価を覆す走りは、メンバー中最速の上がり3F33秒0という数字にも表れていました。

このような人気薄の激走は、重賞レースにおける予想の難しさと奥深さを改めて感じさせられます。

なお、最後の直線では詰まっていたのでもしもスムーズにスピードに乗れていたら2着以内もあり得ました。

重賞は2着以内に入線すると収得賞金を加算できるので、そういう観点で見ると取りこぼしたレースでした。

カワキタレブリー|NHKマイルカップ(G1・2022年5月)

2022年5月8日に行われたNHKマイルカップ(G1・芝1,600m)で、カワキタレブリーが最低人気(18番人気)から激走しました。

この一戦では、3連単が150万円を超える大波乱となり、人気薄の伏兵が馬券圏内に食い込む形となっています。

レース後の関係者のコメントや分析では、人気を大きく裏切る好走だったことが強調され、展開やペース、馬のコース適性が好走につながった可能性が示唆されています。

特にG1という大舞台で、評価の低かった馬が一気に上位に迫った点が注目されました。

このような最低人気馬の好走は、競馬予想の難しさと一発逆転の魅力を象徴するものとして、ファンの記憶に残る激走となりました。

メイケイダイハード|中京記念(G3・2020年7月)

2020年7月19日に阪神競馬場で行われたトヨタ賞中京記念(G3・芝1,600m)で、メイケイダイハードが驚きの激走を見せました。

メイケイダイハードは18頭立ての最低人気(18番人気・単勝163.0倍)という評価でしたが、中団の外から進出し、直線で抜け出して重賞初制覇を飾りました。

勝ちタイムは1分32秒7、2着ラセット、3着エントシャイデンという結果でした。

この勝利は、人気評価が低くても展開や条件が噛み合えば伏兵が重賞を制する可能性を示した一戦として、競馬ファンの記憶に残る結果となっています。

トーラスジェミニ|エプソムカップ(G3・2020年6月)

2020年6月14日に東京芝1,800mで行われたエプソムカップ(G3)では、トーラスジェミニが驚きの激走を見せました。

このレースはダイワキャグニーが勝利し、ソーグリッタリングが2着に入ったなか、トーラスジェミニが3着に好走。

単勝人気では最下位の18番人気という低評価にもかかわらず、見事に馬券圏内に食い込みました。

レースでは果敢に逃げの手を打ち、先頭でレースを引っ張ったことが結果的に好走の要因となりました。

逃げる展開を作り出し、後続にペースを握らせない形を築いたことで、上位人気馬との着差を最小限に抑え、低評価を覆す走りを見せたのです。

このレースは、3連単で400万馬券超という大荒れ決着にも繋がり、トーラスジェミニの激走が大波乱を演出しました。

人気だけでは計れないレース展開や馬場適性の影響を象徴する例として、重賞史に残るインパクトある結果となりました。

ミナレット|ヴィクトリアマイル(G1・2015年5月)

2015年5月17日に東京競馬場で行われた ヴィクトリアマイル(G1・芝1,600m)。

この年は18頭立てで行われたなか、ミナレットが18番人気の最低人気から大激走を見せ、3着に粘り込みました。

大外18番枠からスタートしたミナレットは、レース序盤からロケットスタートを決めて先頭に立ちます。

道中は後続を大きく引き離すような逃げの競馬を展開し、通常なら後退してもおかしくないペースにも関わらず、最後まで力強く粘り込みました。

最終的には ストレイトガールが鮮やかに差し切って優勝、2着にケイアイエレガントが入り、ミナレットは3着という結果。

このレースの 3連単払戻金は2,070万5,810円 というG1史上屈指の高配当となり、ミナレットの名前は競馬ファンの記憶に刻まれています。

この激走は、人気評価だけでは計れない着順の読み難さと波乱の可能性象徴する一戦として、長く語り草となっています。

18番人気の重賞激走:まとめ

18番人気という評価は、事実上「最も期待されていない存在」を意味します。

それでも、2000年以降の重賞を振り返ると、最低人気馬が3着以内に好走した例は確かに存在していました。

ショウナンアデイブの京都金杯をはじめ、タイセイプランセスのフローラステークス、トーラスジェミニのエプソムカップ、ミナレットのヴィクトリアマイルなど、いずれも展開・馬場・コース適性といった要素が噛み合った結果である点が共通しています。

重要なのは、18番人気だからといって無条件に切るのではなく、「なぜここまで人気を落としているのか」を考える視点です。

条件替わりや戦法の変化、当日の馬場傾向次第では、最低人気でも馬券圏内に届く可能性はゼロではありません。

人気だけに左右されず、背景を読み解くこと。

それこそが、競馬における大波乱を捉える第一歩と言えるでしょう。

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